秘書のお仕事 (Page 6)
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「失礼いたします」
身支度をさっさと整えた美紗は、潤の着替えもしっかり手伝ってから社長室を出た。
事が終われば仕事が完璧な秘書に戻る美紗は、何事もなかったような顔をしている。
社長室にある引き出しの奥には、新品のストッキングや替えの下着も常に置いてあるから、汚すのも破るのも構わないのだ。
そしてこれを補充するのだけは、社長の潤の役目だった。
たった今思い切り交わった後だというのに、潤はひとりになった途端に思い出して再び股間を熱くしていた。
「今晩、家に来てほしい」
メッセージアプリで潤が送ると、美紗からすぐに返信が来た。
「週末まで我慢してください。絶対一人で出さないように」
ぞくぞくっと潤の背中が粟立つ。
堪えている間も、それを放出する瞬間も、全て美紗に支配された自分のペニスが、それを悦んでいるのを潤は確かに感じていた。
(了)
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