異世界転生してきた何も知らない女を騙して娼婦にする仕事しています

・作

鈴木琢磨は会社では上司に叱られてばかり、同僚の女性たちからは馬鹿にされいじめの標的になっていた。そんな鈴木だがある日偶然異世界に飛んだことで人生の転機を迎える。日本ではうだつの上がらないサラリーマンをしていた鈴木だが、異世界で見つけた天職を糧に今日も自由気ままな生活を送っている…。

 俺の名前は鈴木琢磨。何の特徴もなければ顔も地味な30過ぎのサラリーマンだ。彼女もいなければ、女性からモテるわけでもない非モテ人生&童貞孤独死ルートを着実に歩いていた俺だが、ある日車の事故にあいその衝撃でなぜか異世界に飛んでしまった。
 この話はそんな俺が異世界で見つけた天職の一部始終を綴った話だ。

 日本にいた時の俺と言えば、特に何か人より秀でたものがあるわけでもなく。嫌みな上司から毎日怒鳴られ、同僚の女どもからは仕事ができない男とレッテルを貼られて馬鹿にされていた。
 だがそんな俺にもできることがこの異世界ではあった。

 「あっああっ!!いやあ…やめて!!」

 絹を裂くようなとはよく言ったものだと思う。
 薄暗い部屋の中、ランプの明かりだけがゆらゆらと揺れる部屋の中で大柄の男にのしかかられ悲鳴を上げる女の顔を俺は眺めていた。
 彼女は確か…伏木由香と言っただろうか。大学の帰りに階段から滑り落ちて気づけばこの世界に来ていたらしい。茶色く染めた長い髪と豊満な胸が特徴の女だった。
 由香を押し倒して身にまとっていた服をびりびりに破いている男は、俺の暮らしている街を護衛している兵士の一人だ。
 異世界というだけあって、町の外には日本では見なかったような獰猛な生き物がたくさん生息している。兵士たちはそれらが街に入ってこないように国から派遣されてくるのだが、たいした娯楽のないこの街では女で欲を発散するのが一番の娯楽であった。
 この兵士も派遣されてから間もないはずだが、すぐにここでの遊びを学んだのか今では毎日のように遊びに来ている。
 兵士がここでストレス発散すれば毎日の業務にもハリが出るだろうし、それでこの街の安全が守られているのだから俺の仕事もなかなか有意義のある仕事ではないか。

 「スズキ、この女を一晩貸し出しで」

 「ええお安い御用ですよ、代金は先にいただいておりますので」

 俺の言葉に、ベッドの上で無残に服を引き裂かれ泣きじゃくっていた由香がこちらをきっと睨みつけた。

 「嘘つき!!宿付きの仕事を紹介するって言ったからついてきたのに…こんな…こんな仕事なんて…あん!」

 丸出しになった由香の胸に兵士がしゃぶりつく。ピンと立った乳首をまるで赤ん坊が吸うかのように何度も何度もしゃぶりついていた。
 由香は兵士の動きを必死に止めようと拳を握って兵士の身体を叩くが、日本という平和な国で甘やかされてきた女の拳など屈強な兵士に響くわけもなく。兵士の動きは止まるどころかよりヤル気をみなぎらせたようだった。

 「…お客様、その女で本当によろしいですか?もっと従順な者も用意できますが…」

 念のため最後の確認をする。
 後で気に入らなかったと代金の返還を求められも困るからだ。

 「いや、いい。女はこれくらいの方が屈服させがいがある」

 「それはそれは良いご趣味で」

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