上司の女部長が怒って俺のモノを咥えてるんだが (Page 6)
「んっ! んんんっ、んふんん、んふぁ。……あっくん、ズルい。私が気持ちよくしてやろうとしたのに」
「気持ちいいよ。すごく。だからいっぱい出てるだろ? 1週間溜まってたしね」
「んんん……うん。あれ? ……出張中、してないの? 毎日2回しないとーー」
「まあ、千代の写真なかったし」
「えっ! なにそれ? 変態」
「誰が変態やねん。皆に恐れられる鉄の部長がこんなに甘々トロトロだなんて、ギャップ萌えで堪らんだろ」
「むう。私はただ話すのが苦手なだけでーー」
「はははは。まさか、同期の俺以外とはまともに話せないなんて、とんだポンコツ部長だね」
「だって! だって、あっくんがそれでいいって言ったんだから! 私だってーー」
彼女の言い訳を遮るように、俺の携帯電話が鳴った。
俺は「ま、独り占めしたいからね」と呟き、彼女の身体を支えながら携帯電話を手に取る。部下からだ。
俺は頬を真っ赤に染めて俯く千代の柔らかい髪にキスをして、受信ボタンを押した。
『課長! どこにいますか? もうみんな先に行っちゃいますよ! 店の場所メールしてるんで、早く来てくださいよ!』
俺の応答を待てずに、部下の女の子の甲高い声が響いた。
「ああ、悪い。用事は済んーー」
「秋山くんはノルマを達成できてないから、それが終わってから向かわせます」
千代が俺の台詞を遮るように携帯電話を取り上げ、いつもの調子で淡々と答えた。
そして、『え? 部長っ?』という驚きの声を無視するように終話ボタンを押して携帯電話を放り投げる。
「えっと……。千代? ノルマって?」
「まだ、月曜日の分しか終わってないもの。次は、どこに出したい?」
彼女が耳元で囁いた声には、甘い牝の香りがたっぷりと含まれていた。
(了)
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