彼女の代わりに (Page 8)
唯は小さな口を大きく開き、涎を溢れさせながら叫んでいた。
涙を溢れさせる瞳は焦点が合っておらず、頬は真っ赤に染まっているトロトロに蕩けた表情だ。
俺はそんな彼女の様子にますます興奮し、腰の動きを速める。
ばちゅん! ばちゅん! じゅぶじゅぼじゅぶじゅぶ!
俺と唯の繋がっている部分から吹き出す粘液がシーツを濡らし、破瓜の印を滲ませる。
「や! らめ! とまんな! とまんにゃいいい! い、イクイクイク! また、またイク!」
ばちゅん! じゅぶ! じゅぼん! じゅぷしゅぽ、ばじゅ!
「ん、た、あ、ああ! また、い、いいいううっ、とまんないいい!」
唯はもう壊れた人形のように手足を投げ出し、体を痙攣させ続けていた。
もう意識を保っているので精一杯といった感じだ。
俺もまた限界だ。
俺の肉棒に襞を張り付かせ、扱き、吸い付いてくる彼女の熱い肉穴に、もうすべてを吐き出したい。
でも、それだけはダメだ。
「らめえ! 膣中に、お願い、お願い」
「唯、やめ!」
俺が外出ししようとした瞬間、彼女の手足が俺に絡みつき、身体全体を密着させた。
その柔らかい体と全身から吹き出す牝の匂い、甘い吐息が、俺の理性を吹き飛ばす。
「唯!」
彼女の名を呼ぶと同時に、腰をばちゅんと叩きつける。
溜まりに溜まった熱い塊が尿道を駆け上がり、腰がカクカクと震える。
びゅる! びゅびゅびゅびゅるるるる!
「んはあ! あつ! おにいちゃ! お兄ちゃんのせーし! あ! い、いいい! イク! も、だめ! こんにゃのらめ! イクイック! イ、イイイグイグイグっ!」
唯はひときわ大きな声で啼くと、背中を大きく反らしてガクガクと痙攣した。
ぶしゅぷしゅと何度も潮を吹き出す。
俺もカクカクと腰を振り、そのまま彼女の上に重なる。
汗だくの柔らかい肌が密着するのが心地良く、彼女の膣中へ精液を何度も垂れ流した。
2人が繋がった部分の隙間からは俺のザーメンと彼女の汁のカクテルが溢れだし、独特な臭いが部屋に充満していた。
「ん、んは、はあ、はあ、はあ」
「……はあ、はあ、はあ」
荒い息をぐっと飲み込み、同じように息を乱した彼女の涎を舌で掬ってそのままキスをする。
唯はピクンと体を震わせてから、素直に舌を絡めてきた。
貪るように吸い付き、唾液を送り込み、彼女の甘い唾液と混ぜる。
「ん、んん、ん」
「ふう……、唯。お前はもう、俺のもんだ。後悔しても遅いよ」
「ん。ん。私も、もう離さない。離れ、ない」
彼女が微笑むと同時に、出したばかりで敏感になっている肉棒がぎゅっと締め付けられた。
こそばゆい刺激が広がって、力が抜ける。
「ん、ちょ!」
「んふふ、お兄ちゃん、大好き」
汗と涎と体液にまみれた彼女のその笑顔は、始めて出会った時のはにかんだ笑顔のままだった。
(了)
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