彼女はコーチを甘やかしてくれる選手 (Page 4)

「えっと、確かこのあたりに……、あ、ありました。じゃあ行きますよ」
「川乃！　待って」

　止める間もなかった。

「……くっ！！」

　一気に腰を落とした川野の口から苦悶の声が漏れる。
　股間に視線を向けると、僕の下半身が赤く濡れていた。

（血！？　まさか……）

「はああ……っ！　コーチのおちんちんがどんどん入ってきてますよ」

　驚いて川乃の顔を見ると、うっとりと夢見心地の表情をしていた。
　快感と感動を抑えきれないという風に、口を半開きにし、よだれをこぼしながら、はあはあと甘い吐息を吐いている。
　
「コーチ……加減はどうですか？　……私の処女の穴は気持ち良いですか？」
「おおぅ、良すぎる……。こ、腰が溶けそうだ……」
「良かった。これで、二人とも初めて卒業ですね」

　思わず顔を赤らめて川乃の方を見ると、精一杯余裕を演じながら、ちょっと恥ずかしそうにしていた。
　どうやらここまで全て大人ぶっていたらしい。

「川乃、無理しなくて良いんだぞ……」
「無理はしてませんわ……。でも少しでもコーチを甘やかしたいだけですわ」
「馬鹿、それが無理って言うんだよ」

　思わずクスリと笑う僕に、ちょっとだけ真面目な顔をする川乃。

「私、コーチと……繋がることを信じて、……ずっと、守って……きたんですよ」
「川乃……君は……、そんなに僕のことを」

　僕は思わずウルッときて、川乃のことが愛おしくてたまらなくなっていた。

「必死に腰を振るコーチ、とっても可愛いですよ」
「……そ、そんな、減らず口、叩けなくしてやる」

　痛みが徐々に抜けてきたのだろう、川乃の腰の動きが徐々に大きくなっていった。
　ずちょずちょ、ぱんぱんと肉のぶつかる音が二人だけの部屋に響き渡った。

「私っ……段々、気持ち……よくなって――」

　恥じらうことなくアンアンと嬌声を上げる川乃。
　僕もその動きに合わせるように、下から彼女の腰を打ち上げた。
　一打ちごとに川乃の背が反り上がっていく。
　気が付けば二人の結合部分がはっきりと見えるくらいになっていた。

「ほら見てくださいっ！　コーチと私、繋がってますっ！　私の中が、コーチので一杯ですぅ」
「川乃っ、ごめんよ、待たせてしまって……。でも、君の気持ちはよく分かったよ」

　僕は川乃の中から肉棒を抜かないように気をつけながら起き上がる。
　そのまま太ももに彼女を座らせる、いわゆる座位のような体位をとった。
　そして、川乃のたわわな胸に吸い付いた。

「あぁんっ！　コーチッ、コーチのお口気持ち良いですよ」

　固く勃起している川乃の乳首を吸い上げる。
　ちゅくちゅくといやらしい音をわざと立てて吸うと、それが耳を打つたびに彼女の背中がビクンビクンと跳ねる。
　もちろん、腰を振るのも忘れない。
　初めてのことなのでがむしゃらに腰を振るしかないのだが、それでも川乃の顔を見れば、それでいいことはよく分かった。