彼女はコーチを甘やかしてくれる選手 (Page 5)
「あっあっ! 初めてなのにっ、はじめてなのにっ! かんじちゃっているのっ」
「川乃っ、川乃っ!」
川乃は快楽に顔を染めながら、徐々に声が言葉にならなくなりつつあった。
「コーチの童貞おちんぽきもちいいのぉ」
「川乃が愛おしい! 愛おしいぞ!」
「コーチのっ! 奥にっ、と、届いてますぅ! 凄い、凄いです!」
「川乃の中も最高だっ」
僕は川乃の唇を強引に奪った。
すると、彼女もそれに答えるように舌を伸ばしてくる。
お互いの舌を、性器と同じように絡み合わせながら、ひたすら求め合う。
お互いの口から出たよだれがぬらぬらと橋を架けている。
「川乃のこんなだらしない顔を見る日が来るなんて思っても見なかったよ」
「コーチッ、コーチのせいですぅ、くぅんっ!」
獣のようにただただ求め合った。
ペースも何もない、本能のままの睦び合い。
となればお互い限界が来るのもあっという間だった。
「コーチ、初めて、初めてなのにイキそうですっ!」
「僕もだっ。僕もイクよっ!」
限界が近くなったことで、僕は川乃の中から分身を抜こうとして腰を引いた。
しかし、がっちりと川乃は足を組んで僕の腰をホールドしている。
「えっ? 川乃? でちゃうよ、中に出ちゃうから」
「いいんですよっ! 中にっ、中に出してくださいっ!」
「ダメだって、川乃っ! でちゃう、でちゃうよっ!」
「だしてっ、なかにだしてっ! そのままイってくださいっ! アッ、イくっ、いくいくっ、もう、だめっはぁんっ!」
僕は川乃の膣の中で精を放出してしまった。
ドクドクと彼女の奥に吐き出されていくのを感じていた。
彼女もそれを体の中で感じているようで、うっとりとした様子で感じている。
「気持ちよかったですか?」
「ああ、川乃はどうだ?」
「……聞きます? それはデリカシーがないですわよ」
「じゃあ、もう一回するか……」
「ええ、やりましょう」
その晩は、夜が明けるまでひたすら睦び合った。
朝になって、シャワーを浴びて部屋に戻ると、川乃が朝ご飯の準備をしていた。
「おっ、すまんな」
「どうせ、最近ろくなもの食べてなかったでしょ、私が戻るまでに生活を戻してくださいね」
「そうだね。気をつけるよ」
そう言って二人で朝ご飯を食べるのだった。
ああ、こうやって僕は駄目になっていくのかも知れない。
そう思いながら、川乃を見ると聖母のような顔で微笑んでいる。
ま、こういうのも悪くないな、一瞬にしてそう思うのだった。
(了)
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