結婚相談所の罠 (Page 2)

 契約をかわしてから数日後。
 西宮は永田から指定された部屋で待っていた。
 
 「西宮さんお待たせしました」

 「五分遅刻よ。女性を待たせるなんてデートなら帰っていたわ」

 部屋に入ってきた永田を見て、西宮はきっとその顔を睨みつけた。
 西宮はソファの上にゆったりと腰を掛けながら、テーブルの上に用意されていた紅茶に口をつけていた。
 肩がむき出しになったニットワンピースの下からは二本の長い脚が黒いタイツに包まれて惜しげもなく伸ばされている。

「これはすみませんでした。どうか機嫌を悪くしないでいただけるとありがたいですけど」

 永田は愛想笑いを浮かべながら、さりげなく後ろ手に部屋のカギを閉めた。そして手にかけていたカバンを西宮の向かい側のソファに置くとその隣に永田も腰かけた。
 
 「…で、特別プログラムってどんなことをするの?」

 「そうですね…」

 永田はふっと意味ありげに笑った。
 それから突然西宮のむき出しになった肩を掴むと、ソファの上に押し倒した。

 「きゃっ、何すんの!?」

 「…西宮さん。あなたが良縁に恵まれるには、まずその曲がることを許さないプライドを折らなくてはいけません」

 永田は愛想笑いを浮かべたまま、暴れようとする西宮の足に体重をかけて押さえ込んだ。
 それからおもむろにネクタイを緩めると西宮の両腕をその頭上で縛り上げてしまう。
 
 「あんた、自分が何しようとしてるか分かってるの!?」

 「はは、分かってるも何もこれが特別プログラムの内容ですよ」

 永田の言葉に愕然とする西宮。美しい顔にわずかににじんだ恐怖がその美貌をより一層を際立たせる。
 気を良くした永田は、ニットワンピースを下にずり落とす。その下からは予想していたより可愛らしい下着が顔を覗かせた。

 「西宮さん、案外可愛らしいものが好きなんですね…」

 「…っ、うるさいこの変態!!」

 永田の言葉に顔を赤くする西宮。
 そんな姿に目を細めながら、大きく膨らんだバストに指を這わせる。大きさはD以上あるだろうか、軽く指に力を込めただけで柔らかい感触が伝わってくる。

 「あっ、何勝手に触って…んんっ」

 「西宮さんの胸とても柔らかいですね…それにとても敏感だ」

 下着を押しのけるようにふくらみの中心に突起が立っていた。永田は胸を揉みしだきながら、気まぐれに指先でそこに触れる。すると、電流が走ったかのように西宮の身体が小さく跳ねた。
 
 「あ…やめ…、そこ触られると…変な気持ちに…」

 「ふふ、どうしましょうかね?」

 不敵な笑みを浮かべたまま、永田の指はおもむろに西宮の下着もずり落とした。
 ぷるん、という効果音が聞こえてきそうなほど立派な胸が顔を覗かせる。はちきれんばかりに大きく育ったその中心には永田からの愛撫を受けた可愛らしいピンク色のつぼみがつんと立っていた。
 永田の顔がつぼみに近づく。柔らかい胸の中心に咲き誇ったそれはまるで穢れを知らないように美しかった。しばしその美しさを鑑賞してから、おもむろにそれにむしゃぶりつく。

 「あんっ…あっああっ…私の胸が…」

 ピンク色のつぼみを口の中で転がすと、そのたびに西宮の口からは甘い痺れを含んだ声が響いた。
 舌先で丹念に舐め、吸う。開いている方の胸も休ませないように手先で愛撫した。そのたびに西宮の身体はひきつけでも起こしたかのようにぴくんぴくんと小さく震えた。

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