結婚相談所の罠 (Page 4)

 「知ってましたよ」

 「…え」

 「確信があったわけではありませんが、西宮さんはきっと経験がない方なんじゃないかなって。まあただの勘ですけど。でもそんなこと関係ないですよ…貴女のプライドの高さは一度も男性を知らないというところからも来ているんです。今回の特別プログラムではその部分を徹底的に直させていただこうと思いますので」

 硬いものが西宮の入り口をぬらぬらと動いているのが分かる。
 
 「最後までよろしくお願いしますね」

 永田はそう言い終えると同時に、まだ未開通であった西宮の膣を思い切り貫いた。

 「あああああっ!!!」

 慣らされていたとはいえ、今まで経験したことのないような質量に処女を散らされた西宮は絶叫を上げた。最初の一突きで子宮口まで到達した永田の陰茎は、中の感触を確かめるように何度か動いてからゆっくりと膣の入り口まで戻っていく。
 膣の中から出てきたそれには赤い血がわずかにまとわりついていた。
 
 「西宮さん本当に処女だったんですね。たまには私の勘も当たるものなんだなあ」

 場にそぐわない暢気さだが、一度の挿入で収まるはずもなく。
 永田は入り口まで戻したものを今度はゆっくりと中に押し込んでいった。
 処女消失の痛みで我を忘れかけていた西宮だが、最初とは違いゆっくりとした陰茎の動きにわずかにじれたような気持ちになる。
 痛みは依然残っているのだが、それ以上にゆっくりと陰茎が動かされるたびに吹き飛んでいた快楽が呼び戻されてくるのを感じていた。
 
 「ん…んんっ」

 気持ちよくなんかないと、目の前の男は自分から処女を奪った最低な男なんだと心に必死に言い聞かせる。だがいくら理性を保とうとしても、内側から溢れてくる快感は次第に抑えようのないものに変わりつつあった。
 永田の動きに合わせながら艶やかな息を吐く西宮。その表情は男を誘う淫靡なものだった。
 西宮の中で永田のモノがより一層硬く張りつめていく気配があった。今まで味わったことのない男の苛烈なまでの激しい熱量に、理性がぐらぐらと揺らぎかけていた。
 永田は西宮の身体をぐっと引き寄せると、緩やかに動かしていた腰の動きをテンポよく動かし始めた。
 パンパンと乾いた音が部屋の中に響いている。永田から逃れようと腰を動かしても、すぐさまもとに位置に戻されてしまう。

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