息子のいぬ間に (Page 4)

「ふふふ、そうかな」

葵が少し笑ってそう言った時、ベッドの横にたどり着いた颯太は葵をベッドに下ろした。
そして自分の着ているものをせわしなく脱ぎ始めた。

とにかく今は堪えきれない。
じっくり前戯をし合うのが元々好きだった2人だが、颯太は今、その余裕を持てそうになかった。

颯太が自分で服を脱いでいるのを見て、葵もベッドの上でもそもそとTシャツとジーパンを脱いだ。
下着姿になった葵は、ベッドの端にぺたんと座って颯太に呼びかけた。

「颯太、来て」

颯太は早々と下着まで脱ぎ、露出したペニスは既に勃起していた。
電気はつけていないが、まだ午前中の寝室は薄く明るい。

普段は息子と3人で寝ている大きなキングベッドに自分も飛び込もうとした颯太を制止して、葵は悪戯っぽく上目遣いに見た。

「え?…あ」

ベッドの脇で立った状態の颯太の腰の位置に、ベッドに座った葵の顔面が寄る。
葵は目の前にいきり立ったペニスの根元に手を添え、先端を口に含んだ。

「っ…葵、やば…」

葵は唾液をたっぷり出してぐちゅぐちゅとペニスをしゃぶり込み、舌を自在に動かしながらもペニスを吸って、ねっとりとしたフェラチオをした。

「ああ…」

葵の口内は温かくぬめっており、舌は弾力をもってペニスを撫で回した。
久しぶりの葵のフェラチオに、颯太は情けない声が出る。

息子との3人での生活の中でセックスの回数自体もかなり減っているが、したとしても息子を起こさないようにさくっと済ませる。

そういう場合にフェラチオをしてもらおうと颯太もしない。
だから本当に久しぶりで、そしてこの葵のねっとりとした愛撫が颯太は本当に好きだったことを思い出したのだ。

「葵…あ、っ」

葵はじゅぼじゅぼとフェラチオを続ける。
颯太のペニスを深く咥え込んで吸いながら、根元に添えた手でペニスの根元を優しく扱く。
ぱんぱんに膨らんだ亀頭から先走りがこぼれ、それを飲み込んではまた自分の唾液を出してすべらせる。

「はぁ…あ、ああ…」

よがる颯太の顔はだらしなく緩んでいる。
誰にも見せないであろうそんな表情を盗み見ながら、葵は劣情をどんどん昂らせた。

「あおい、もう…」

颯太の限界が近いことを、口内でぴくぴく動くペニスも伝えていた。
出していいよ、と言おうと一度口を離したところで、颯太がぐいっと葵をベッドに押し倒した。

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