上海の未亡人 (Page 2)
私は「お試しコース」から入ることにしました。1週間ほど後に、指定されたファストフード店でご対面です。オッサンからは「あまり期待するな。」と言われていたのですが、一目見て「これはいける」と直感しました。女の子のあそこは百人百様ですよね。陰毛の生え方、形、色、におい、全部異なります。上付き、下付き、いろいろです。そして何よりも、あの最中に包み込んでくるマッタリ感が違います。言ってる意味、わかりますよね。
いわゆる名器というやつを探し回ったことがありました。いちいち実体験していては、お金と時間がどれほどかかるか恐ろしいほどです。そこで、「唇の形とあそこの形は相似形」とか「耳の形から見分けられる」とかの俗説を信じて試してみました。俗説は全部ウソです。私がたどり着いた結論は、「歩く姿がきれいな女性はアタリ」ということです。背筋がピンと伸びて、体のバランスが取れた子です。
ファストフード店に入ってきた女の子は、一瞬で「この子は楽しめる」と分かりました。年は30才台半ばの未亡人で、顔は十人並みです。なで肩の柔らかな体形で、立ち姿に風情があります。長い手の指は白く華奢で、見ているだけで妄想が湧いてきます。よく張った腰の周辺から暖かい空気が流れ出てくるようです。
そのままマンションに連れ帰り、ゆっくりと試しました。結果はどうだったと思いますか。あそこの具合は想像したとおりの絶品でした。でもそれ以上に驚いたことがありました。世の女性に床上手と言われる子はいますが、口と舌の使い方が上手な子に出会ったことがありません。たいていの子はピンピンになったものをいきなり口いっぱいにくわえます。口で強く吸って前後にスライドさせようとします。キスが上手で男の口にねっとりと舌や歯を絡ませてくる女性も、何故フェラになると一気にくわえるのでしょうか。
この子は違いました。3回目のデートの時でした。私をベッドに上向きに寝かせ、上から覆いかぶさるように顔を近づけてきました。髪の毛からかぐわしい香りが立ちのぼります。キスから始まり、つぎは舌先で乳首をころがしてくれました。徐々におへそに移り、ペニスの周辺をチラチラと刺激します。
時にうっかり当たったように軽く指先でペニスに触れて、また直ぐ離れます。触れては離れ、離れては触れ、決して強い刺激は与えません。あくまでもゆっくりです。おへその周辺部をなぞっていた舌先は、根元をチョロチョロ。離れて中径をペロペロ。亀頭は触れません。
今度はベッドで私を四つん這いにさせて、肛門の周辺からチラチラと舌を進めます。もう我慢できません。彼女の手首をつかみ、指で握らせようとしましたが、振りほどかれました。彼女の口からアーモンドの匂いが漂ってきます。興奮した女性が出す匂いです。
もう限界と思ったその瞬間、私は思わず叫び声をあげました。アナルになにか入ってきたのです。あの白い華奢な指が入ってきたのです。そこまででした。空(くう)に激しく射精を繰り返しました。体全体を痺れるような快感の波が襲いました。ペニスへの刺激なしに放出した、初めての経験でした。
これで「お試しコース」の話しはおしまいです。え?「リクエストコース」はどうなったか? それは今度のお楽しみ。皆さん、またどこかでお会いしましょう!
(了)
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