退院前夜の病室で (Page 3)
「ああん!」
「あっ。」
スムーズにスルッと飲み込まれた。
中はあたたかく、ぬるぬるしている。
「動いていい?」
コクっとうなずいた気配を感じた。
腰を動かすと「あん。」と喘ぎ声をあげ、締めつけがきつくなる。
「あん、あん、あぁん。」
締めつけは強くなるけれど、濡れているから動きは滑らかだ。
ああ、我慢できない。
もっとつながっていたいけれど、こんなに気持ちいのに動かないのは無理だ。
パン、パン、ピチャ、ピチャ、あん、あん。
腰を叩きつける音と水音、喘ぎ声が部屋にこだまする。
口を片手で塞ぎもう片方の手で体重を支える。
「静かにしてね。」
腰のスピードを早める。
「??…うぅん。んん。んんっ。」
くぐもった声が手の下から聞こえてくる。
オレのモノは、精液を搾り取ろうとギューと締め付けられている。
ヒダヒダが絡みついてくる。
昼間の如月さんとはまるで別人だ。
月明かりのもとで淫らに感じている人妻…。
自分のものにしたい。
「中に出すよ。」
返事も聞かずに、一層早く、奥まで突きさす。
「うぅん。うぅん。ううぅー。」
「イク。」
ドクッ、ドクッ。
奥の方に精液を注ぎ込む。
「う、??…。」
如月さんの体がピクピクっと動いている。
口から手を離すと肩で息をしていた。
「はあ、はあ…。杉野、せんせ…ああん!」
オレのモノをズボっと勢いよく抜くと、それにも反応している。
イッたばかりで敏感になっているようだ。
ぽっかりと開いた穴からは、タラーっと白濁した液体が滴り落ちる。
ぐったりとしていて動かない如月さんに、病衣をきちんと着せて布団をかけた。
服を着終えて振り返ると、疲れて眠ってしまっていた。
「おやすみ。」
頭を軽く撫でて部屋を出る。
このことは月とオレたち2人だけの秘密だ。
(了)
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