新入社員が天才な牝犬だった件 (Page 5)
「失礼します」
そんな由紀のハキハキとした声が、待機場所となっている隣の教室まで聞こえてきた。
「おつかれさん」
戻ってきた彼女に声をかけると、彼女の新人らしい若さに満ちた力強い瞳の色が溶け、妖艶で媚びるようなものへと変わった。
彼女は少しフラつきながらも、教卓に立つ俺のそばへと子犬のように駆け寄ってくる。
応募者の対応役を担当者から引き継いだ俺は、すでに他の応募者を早々に帰宅させていた。
面接官のお偉方はこの後教員室へ戻って採用会議だろう。
後片付けは下っ端の俺の役目だから、このフロアにはもう彼女とふたりだけだ。
「……終わりました、せんせ」
あざとい上目遣いで微笑む彼女に、あの時の彼女の顔が重なる。
最後の模試の結果を誇らしげに見せた彼女がその後放った台詞に、俺はビビったんだ。
そんな嫌な記憶を消し去るように頭を振ると、弱ボタンが押されたリモコンを見せつけるように掲げた。
面接の間中オンにしたまま、俺の気分で弱と強を切り替えていたリモコンだ。
由紀がにへらとだらしない笑みを浮かべ、俺に抱きついてくる。
「ん、んふうっ」
彼女は俺の胸に顔を押し付けて呻くような声を漏らし、ぶるりと身体を震わせた。
途端に、甘い香りが俺の鼻孔を擽る。
「頑張ったな」
俺の言葉にコクコクと頷き、ピクピクと身体を震わせた彼女は、感極まったように顔を上げ、口を開いた。
涙で潤んだ瞳は零れ落ちそうで、だらしなく開いた口はパクパクとなにか言いたげにしているが声が出ていない。
ただ、苦しげな熱い吐息がヒューヒューと溢れてくるだけ。
「んひゃっ! ん、んあっ」
強ボタンを押した途端、由紀が喜悦の声を上げて身体を捩った。
その目には非難の色が浮かんでいたが、すぐにどろりと溶けて流れる。
「んはあっ! い、いいっ、い、いいっ」
俺のジャケットを握り締めて縋り付きながら嬌声を漏らす彼女は、内股を擦り合わせて蕩ける瞳を俺に向けた。
俺は、小さく頷くと彼女のジャケットを脱がせ、ブラウスのボタンを引き千切るように外して地味な色の下着を照明の下に晒す。
彼女は僅かに抵抗の素振りを見せたが、素直に背中に手を伸ばしてホックを外してしまった。
ポロリと音がするかのように、真っ白い双丘が姿を見せる。
少し汗ばんだ2つの乳鞠は彼女の痙攣に合わせてプルプルと揺れ、ピンク色に充血した肉芽が大きく膨らんで存在感をアピールしていた。
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