新入社員が天才な牝犬だった件 (Page 3)

「どこのご主人様の命令だ?」

「ち、違ーー」

「はあ? 由紀のようなS大のエリート様が、うちみたいな零細企業を受けるなんておかしいだろう? わざわざ本物の面接会場でノーパン面接プレイなんて、新しいご主人様は相当な変態だな」

「ちが、い、ます。私、わたし、誰にも、ひ、ひんっ!」

 僅かにはみ出した柔肉に俺の指が触れた途端、由紀が嬌声をあげた。

 同時に俺の手を包む湿度が上がり、脚が開く。

 身体が雄を求めている。

 この娘は、国の最高学府でどんな経験を積まされたんだろう?

 エリートの道へ歩みだした彼女から逃げ出した自分を棚に上げて、嫉妬心が湧き上がってくる。

「じゃあ、一人で勝手にやってる変態ってやつか? 俺がまた調教してやろうか?」

「ん、んん! ……ふぁい。ふぁいいっ!」

 艶のある鳴き声をあげた由紀の瞳が、嬉しげに揺れたような気がした。

 頭の片隅に、彼女の部屋で勉強を教えていた時の眩しい笑顔が浮かぶ。

 模試の結果を嬉しそうに報告してきた時の、最高の笑顔だ。

 それが今では、ノーパン露出プレイをする変態になった。

 胸の奥で、どす黒いものが大きくなる。

「せ、せんせ、血が出てゆ。ん、んちゅ、ちゅぷ」

 俺の変化に気付いたのか、機嫌を取るようにさっき打ち付けた指の傷口に彼女が舌を這わせた。

 打ち身の鈍痛が走るが、それ以上に彼女の熱い舌の動きが艶めかしく心地良い。

 苛立ちがスッとおさまったのは、彼女の縋るような瞳のせいだ。

 そう言えば昔も、こうして指を舐められたことがあった。

 悪戯っ子のように瞳をキラキラとさせた彼女が俺の指に付いた生クリームを舐めとってくれた。それがきっかけだったかどうか分からないが、彼女との関係が特別になったのは確かだろう。

 あの時の甘酸っぱい唇が、今では涎に塗れて俺の指に吸い付いている。

「ん、んん、せんせの、指、久しぶり。……美味し。ちゅぷちゅ、れろ、ちゅば」

 その後は、彼女が俺の指をしゃぶるのがいつものルーティーンになった。それが彼女の才能を発揮させる儀式の第一歩だった。

「舐めるだけでいいのか? して欲しいことがあるんだろう?」

「ちゅぷ、ちゅちゅ、んちゅ、んん。んはあ……。ん。せん、せえ」

 由紀は濡れる瞳をうっとりと細めると、指の付け根から手首にまで舌を這わせた。

 そして、太腿の間で動かない俺の指へ秘部を擦り付けるように腰を動かし始める。

 生暖かい肉襞が指を舐め、ねっとりとした汁を擦り付けた。

「ん、んんっ! んはあ、あ、ああ」

 うっとりとした甘い吐息を漏らしながら俺の腕を抱きしめ、涎に塗れた手に頬を寄せる。

 彼女の部屋ではなく、少し広めに作られた共用トイレにムッとする甘い懐かしい匂いが充満していた。

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