恥辱の産婦人科―箱入りお嬢様の診察記録― 

・作

生理痛の原因を調べに、初めて産婦人科を受診した世間知らずのお嬢様。「診察だから」と言われると逆らうわけにもいかず、ニップルポンプで陥没乳頭を強制露出。意地悪な看護師に罵られながら包茎クリトリスを洗浄され、診察中なのにマジイキしちゃう!

問診表を書き終えた九条巴は、まるで愛想の無い受付の女性にそれを提出すると、緊張した面持ちでがらんとした待合室に腰を下ろした。

ここはビルの2階にある小さな産婦人科。
年季の入った、言ってしまえば薄汚い院内は、生粋のお嬢様である巴にはまるで似合わない。
しかし巴はそんな事を気にする余裕もないように、膝の上でそわそわと指を組んだり解いたりしていた。

数日前、ほんの雑談の一部として「生理が重くて辛い」と母親に話した巴。
すると心配性の母親は血相を変えて、「悪い病気だったらいけないから、すぐにお医者様に診てもらいなさい」と言ったのだ。

そう言われたところで、九条家お抱えのお医者様に診てもらうのはどうしても気が進まなかった。
というのも、幼い頃病弱だった巴は、体調を崩すたび夜もつきっきりで診てくれたお医者様に密かな憧れを抱いていたから。

父親ほどの歳の相手とどうこうなる可能性はないといっても、年頃の女の子がデリケートな部分を好きな人に診察されるのは恥ずかしかった。
だが近所の有名産婦人科は同級生の父が経営しており行きづらく、かといって大病院に行くほどの症状でもない。

そんなわけで巴は今、送迎の運転手に「放課後は遊びに行く」と嘘をついて、自分で見つけた小さな病院をこっそりと訪れている。

「…九条巴さん、診察室へどうぞ」
「はっ、はい!」

巴は上擦った声で返事をして、姿勢良く診察室の椅子に腰を下ろした。

「今日はどうされましたか?」
「はい、あの…生理前になるとお腹が痛くて…それに眠気も少し…」

もじもじと症状を説明している間、初老の医師は相槌を打ちながら問診票に目を落としていた。

「なるほど。他に気になることはありませんか?」
「えっと…あ、それから生理前になると胸が張って、とっても痛いんです…」
「胸が痛い?」

医師が深刻そうな顔で言ったので、巴は思わずどきりとする。

「それはいけませんね。では、しっかり診察していきましょう。服を脱いで下着を外してください」
「えっ…下着も、ですか…?」
「はい。脱いだものはこちらのカゴにどうぞ」
「でも…その…タ、タオルとか…」

巴はブラウスの胸元を抑え、困ったような表情を浮かべる。
そこに受付にいた中年看護師が入ってきて、はー、とわざとらしいため息をついた。

「はいはい、患者さんはあなただけじゃないんだからね。言われたらさっさと脱ぐ!」
「え、あの、きゃぁっ?!」

看護師は巴の背後から無造作にブラウスを捲り、ブラジャーを胸の上まで引き上げる。
そして隠そうとする巴の両腕を後ろで掴み、医師に向かって裸の胸を突き出させた。

「…ゃ…!」
白く柔らかそうな肌は、緊張の為かぷつぷつと粟立っている。
医師の手が胸に触れた瞬間、ぴくっと小さく肩が跳ねた。

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