恥辱の産婦人科―箱入りお嬢様の診察記録―  (Page 3)

看護師がつまらなさそうに吸引機を取り外す。
解放されてもピンと勃起したままの乳首。
医師は何の断りもなくそれをつまみ、人差し指でピンピン弾いた。

「!や、先生、ぁっ…」
「何もしないとすぐ戻ってしまいますから、少し刺激しておきますね」
「ぁぅ…っ…」

十数年もの間大事に守られていたホヤホヤの乳首が、生まれて初めて刺激を与えられる。
治療だからと言い聞かせるが、ジェルで摩擦の減った指に乳首をこねくり回されると、どうしても体がビクビク跳ねてしまう。

「んっ…ゃ…っ…あ…」
くりゅっ、くりゅっ…

「しっかり勃起させて定着するように頑張りましょうね。私の指の動きをよく覚えて、ご自宅でも一日3回は必ず乳首を勃起させてください。勃起させるとほらここ、こんな風に溜まっていた垢が出てくることがあるので、ぬるま湯で優しく洗い流してください」

「…ぁ…っ…ぁ、ぅ…」

『勃起』というワードを連発されたうえ、恥ずかしい乳首の汚れまで指摘され、巴の頬は真っ赤に染まる。
きゅっとつまんだ乳首の先を指の腹で優しく擦られると、あそこが熱くじんじんしてきて、巴は無意識に太腿を擦り合わせた。

「…分かりましたか?九条さん」
巴の理解度を確認するように、医師は指先でコリコリと乳首を押しつぶす。

「んん…!は、はひ…っ…!わ、かりましたぁ…」
「はい、胸はこれで大丈夫ですよ。次は内診ですね。そちらの部屋で下着を取って、内診台にお掛け下さい」
「…内診…」

震える手でブラウスのボタンを留めながら、巴は少しだけ躊躇する。
だが、険しくなった看護師の表情に気付き、慌てて内診室へと入っていった。

下着を脱いだ巴は、その中心部分がてらてら濡れているのに気付き、内診台に乗る前に何度もあそこをティッシュで拭いた。

「九条さん、準備できましたか?」
「あっ、はい、すみません!」

医師の声に急かされて、心構えができていないまま台に腰掛ける。
椅子が動きます、の声とともに腰の方が持ち上がり、それから両足が大きく開いた。
この感覚だと性器はおろか、肛門の方までばっちり見えていることだろう。

(うぅ…こんな格好、恥ずかしい…)
臍の上あたりにカーテンがあって向こうの様子は分からないが、巴は人の気配を感じて体を強張らせる。

「では今から、生理痛の原因を探っていきますね。痛い時は遠慮なく仰ってください」
「はい…」
「まずは外性器から診察します」
ゴム手袋をした指が、毛の薄い陰部を左右に開く。

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