裏アカ男子と密会JD
女子大生のカレンは、初めてのセックスでの辛い経験からセックスや男性が苦手になっていた。そんなカレンがある時、SNSで異性と出会う裏アカ界隈を知る。大手裏アカ男子のハヤトがアップした動画でよがる女性を見たカレンは、自分もそんな経験をしてセックスへの苦手意識を克服したいと考えた。ハヤトとコンタクトを取り、会うことになったカレンは怯えながらもホテルに入り…
「じゃぁカレンさん、一応最終確認ですけど」
「はい」
落ち着いた雰囲気のカフェで、カレンは心臓がばくばくいうのを感じながら頷いた。
カレンの目の前に座る男は、柔和な笑みを浮かべている。
胡散臭いとか、怪しいとか思う感情がカレンの方にほんの少しもないという訳ではない。
「撮影込みで、僕で大丈夫そうですか?」
「…はい」
しかしカレンは、この男とこれからホテルに行ってセックスをする。
そう心に決めてこの待ち合わせ場所に来た。
「良かった…それじゃ約束事を確認させてくださいね。まず、撮影したものは必ずモザイク処理をして個人が特定できない形でアップします。カレンさんがご希望ならマスクやアイマスクを付けた状態でも大丈夫です」
「はい」
緊張で自分の声が震えているのがわかる。
カレンはそれでも、もう引かない。
「あのね、僕はカレンさんが嫌がることは絶対にしません。だから安心して、嫌なことや、痛いとか辛いとかはすぐに教えてください。雰囲気とか考えず、その場で止めてくださいね」
「いいんですか」
「もちろんですよ。僕のアカウントフォローしてくれてるならわかると思うけど、僕は女性が、セックスを気持ちいいものだと思えるためのお手伝いがしたいんです。僕との経験が嫌な記憶にならないように、最善を尽くすつもりです」
流暢に話すこの男は、こんな説明には慣れていて当然のいわゆる「裏アカ男子」だった。
名はハヤトという。
もっとも正確にハンドルネームを言うのなら、SNS上のアカウント名は「ハヤト@中イキ請負人」という下品なもので、しかしハヤトがフォロワーを増やすきっかけになったのがこのアカウント名の変更とそれに伴う動画アップロードだったのだ。
「そろそろ、出ましょうか」
コーヒーカップを持つハヤトの指の長さに、思わずカレンは惹きつけられた。
何度も動画で見た、ハヤトさんの手だ。
あの手で、今から私は。
「はい」
立ち上がると、既に膣の奥の方がじんと熱くなる感じがした。
そんなことはカレンにとって初めてで、どうしたらいいのかわからなくなってしまう。
おぼつかない足取りのカレンの腰にさりげなく手を回し、カレンを支えるようにしてハヤトは歩きながら、2人は店を出た。
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いつもと少し雰囲気が違いますけど、今作も良いですね。
イエロ。 さん 2023年3月19日