裏アカ男子と密会JD (Page 2)
カレンが大学進学のために上京してきて2年。
大学生活はそれなりに順調だが、カレンにはひとつ悩みがあった。
セックスが苦痛なこと。
くだらないと笑う者もあるかもしれないと思い、誰にも言っていない悩みだが、カレンは真剣に悩んでいた。
1年生の春に、新歓コンパで出会った先輩に初めてを捧げた。
その時、あまりの痛さに涙が流れたが、どんなに頼んでも先輩は途中で止めてくれなかった。
セックスすることには合意したが、こんなに痛いものには合意できない。
カレンはそう思ったし、射精のために乱暴に腰を振るその相手は獣のようで恐ろしかった。
こうして粗雑に扱われ、痛みだけが残り、セックスがいいものとはとても思えなくなってしまったのだった。
この経験がカレンの心に暗い影を差し、その後の恋愛は全くうまくいかなくなった。
端的に言うと男性への恐怖心が、恋愛感情や性愛を邪魔してくるのである。
少しいいなと思う男性がいて、うまく行きかけても、性的な雰囲気が出るとはっきり身体が強張るカレンを見ると、ほとんどの男は諦めてしまった。
このままでは自分は一生恋愛なんてできないのかもしれないと思っていたカレンが偶然見つけたのが、ハヤトのアカウントだった。
SNSというのは、眺めていると興味のない話題や世界の情報にも自然と触れる。
セックスの相手をSNS上で探すその界隈にカレンが初めてたどり着いた時、親しくなった相手でさえセックスに踏み出せない自分には考えられないことだと彼女は思った。
ハヤトはその裏アカで、自分と出会った女性との性行為の動画をアップロードしていた。
いいねが沢山ついたハヤトの動画を初めて見た時の衝撃を、カレンは今も忘れられない。
動画の中では、首より上にはモザイク処理が施された女性が男に組み敷かれ、身体を折って屈曲位でペニスを挿入されていた。
そして男は女性の身体に体重をかけ、腰を巧みに動かしていた。
何よりカレンにとって衝撃だったのは、女性の嬌声だ。
「いくいくいくっ、あぁいくっ」
と叫ぶように喘いでは身体を痙攣させた女性を、しかし休ませることなく男の方はピストンを続けていた。
「またいくっ…んぁぁぁぁっ、あぁいくいくいくぅっ」
SNSに載せられた1分程度の短い動画だったが、女性はその間中「いくいく」と叫んでいた。
いつもと少し雰囲気が違いますけど、今作も良いですね。
イエロ。 さん 2023年3月19日