美しい夫婦の歪んだ欲求

・作

近所の家に住んでいる夫婦は、変態だ。少し開けられたカーテンの向こうに、突き出された生尻が見えるのだ。それをオカズにするのが日課になっていたある日、俺は覗いていたことがバレ、家の中へ招かれる。「よかったらこっちへおいでよ。手伝ってくれない?」そう旦那さんに頼まれ、美しい妻の歩美さんを俺は手で、舌で、犯していくーー。

 近所の家に住んでいる夫婦は、変態だ。

 それに気がついたのは、ある日の帰り道のことだった。

 その日は塾があり、帰りは21時を過ぎていた。早歩きで家の前の道を歩いていると、隣の家のリビングのカーテンが少し開いており、中から光が漏れていることに気がついた。

 その道は街灯が少なく、光に視線を吸い寄せられるように、俺はリビングの中を覗いた。

 飛び込んできたのは、目を疑うような光景だった。

 むっちりとした女の裸の尻が窓のすぐそばに突き出されていた。ホクロや吹き出物一つなく、美しい造形のそれはまるで展示されているかのようだった。

 家主に見つかるかもしれないという恐れよりも、好奇心と性欲が勝り、俺はその生白い尻を食い入るように見つめた。

 ぴたりと閉じたふっくらとした大陰唇の間から、濃いピンク色の粘膜のびらびらとしたものがはみ出し、そこからねっとりとした液体が滴っている。そのすぐ上の、少しくすんだ色の窄まりはひくひくと蠢いていた。

 実物の女の性器を見るのは初めてだった。

 もっと見ていたかったけれど、覗いていることがバレるのが怖くて、俺は足早にその場を後にした。

 自室に駆け込んですぐに、ビンビンになった自らのものを激しく扱いた。生の女体が俺に与えた興奮は凄まじく、あっという間に達してしまい、吐き出されたものの量に驚いた。

 次の塾の日も、その次の塾の日も、その家の前を通った。

 何日かに一回は、やはり同じように女体は窓のそばに在った。下ろされた下着の色はその日によって違っていたし、顔も見られなかったけれど、毎日同じ女性のようで、おそらく奥さんなのだろうと推測した。

 

 その日は、振動するピンクのおもちゃが奥さんの中にぶち込まれていた。

 初めて見るバイブと、それを容易く咥え込んでいる柔らかそうな蜜穴。つい、いつもよりも長く覗いてしまっていた。

 突然頭上から大きな音が響いた。

 はっと目線を上にあげると、内側から背の高い男が窓を叩き、こちらを見下ろしていた。

 嫌な汗が全身に滲む。膝ががくがくと震えてきた。やばい、どうしよう、逃げなきゃ。 

 窓がガラリと開けられ、そっと手招きされた。怖い、逃げられない。

 俺は靴を脱いで揃えると、恐る恐るその屋敷に足を踏み入れた。殺されるかもしれない恐怖に震えながら。

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