俺の好きな女の子がクラスの不良グループに目の前で陵辱された話

・作

不良グループに目をつけられてしまった安曇さんは、いつも教室で淫らな命令をされている。「いつもみたいにスカートめくるだけじゃなくて、制服脱いで見せてよ」その日は命令がエスカレートして、教室は異様な空気に包まれていた。制服を剥ぎ取られ、目隠しをされた安曇さんは、教卓の上で丸裸にさせられ身体中を弄られてしまうーー!

「安曇さん、パンツ見せてよ」

 離れた席に座って、教科書越しにこっそりと彼女を盗み見する。

 男たちの輪の中で、身を縮こまらせた安曇さんはそっと制服のスカートをめくった。

 繊細なレースで飾られた薄い水色のパンツが晒され、彼女を囲んでいる男たちがざわめいた。

 

 安曇さんがクラスの不良グループたちから目をつけられたのは、グループの中で一番力を持っている生徒の告白を断ったことが発端だった。

 金髪の男は、クラスの皆がいる前で安曇さんに告白した。カースト上位の自分が彼女に断られるなんて想像もしていなかったのだと思う。

 安曇さんは、そういうの考えられないから、と言って男を切り捨てた。

 その途端、金髪男の顔は耳まで真っ赤に染まった。教室の空気は張り詰めて、誰も何も言えなかった。

 クラスメイトの前で恥をかかされた金髪男は、力いっぱい机を蹴り飛ばした。そして、つい数分前に愛を囁いた安曇さんのことを、鬼のような形相で睨みつけた。

 その日から、男たちのグループは安曇さんを囲んで無理な要求をするようになった。

 最初は安曇さんも相手にしていなかったのだけれど、不良グループを恐れた女子たちの輪から彼女ははみ出して孤立してしまった。

 そして彼女は、今では唇を噛み締めつつも大人しく不良たちの言うことを聞いている。

 

 不良グループの要求は、日に日にエスカレートしている。

 最初はツーショットを撮るだとか、スカート丈を短くしてみせろだとか、その程度だった。

 でも最近では、彼女が毎日下着を見せるのは当たり前になっている。

 不良グループに囲まれたとき、安曇さんはいつも助けを求めるような目で周りを見渡す。けれど、誰もが彼女から目を逸らす。女子は安曇さんの二の舞になることに怯えているし、男子は彼らに目をつけられてパシリに使われたりカツアゲされるのを恐れている。

 このクラスに安曇さんの味方はひとりもいない。俺だってそうだ。

 俺も金髪男と一緒で、安曇さんのことをいいなと思っていた。長くてまっすぐな黒髪や、桃色の頬、華奢な脚をいつも陰から見ていた。たまに言葉を交わしたとき、安曇さんは冴えない俺にも対等に接してくれた。

 それなのに俺には彼女を助ける勇気がなかった。

 不良グループによって見ることのできる、彼女の下着に劣情を抱き、膨らんだ股間を机の下に隠しながら、囲まれた彼女が解放されるのをじっと待つだけだった。

 妄想の中では教室から彼女を連れ出してヒーローになれるのに、現実の俺は何とも情けなく惨めだ。

 

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