頼れる上司は私だけの変態わんちゃん

・作

毎週行われる部署内での定例会議。広瀬さんは今日も素敵な上司。こんな素敵な姿を見てると、今すぐにでも私の足元に跪かせたくなるの…。ほら、広瀬さん。二人きりの時間を作りましたよ…早く脱いでください。私だけのわんちゃん…。

「これで今日の定例会議は終わりにするけど、何か他に共有ある人いるかー?」

毎週金曜日15時。
うちの部署は定例会議がある。

「無いみたいだから、今週の定例はこれで終わり。じゃあみんな、引き続きよろしくなー」

彼は広瀬さん、私の上司。

「あ、すいません、相談があるので広瀬さん、このまま少しお時間いいでしょうか?」
「…わかった」

そして、私のペット。

みんなが会議室から出て行く。
私の向かいに座る広瀬さん。
あれ?もうソワソワしている?
ほんと可愛いんだから。

「広瀬さん…ドア、締めますね?」

ガチャ…

コツ、コツ、コツ、コツ、コツ

「…ふぅ、ミーティングお疲れ様です、広瀬さん…」

正面のイスに腰掛けると、仰々しく部下として声をかけた。

「真中…会社ではやめないか…支障が…」
「さとみ様、でしょう?」
「……さ、とみ様…こんなことを続けていたら周りにもバレてしまいます…」

さとみ様…あぁ、気持いいなぁ。
私が25歳、上司の広瀬さんは39歳。
14歳年上のペット。

「私はバレたっていいですよ?広瀬さんだって人に見られておちんちん勃起しちゃうじゃないですかぁー…」
「……くっ」

*****

私がこの部署に配属されて、何もできない私を根気強く励まし、育ててくれたのが広瀬さん。
本当にいい上司で、尊敬し憧れの先輩だった。
でも部署のみんなで飲みにいった時、広瀬さんズボンのチャックが少し開いてて、たまたま見えた隙間には、男物とは思えないレースの施された派手な下着が。
一瞬驚いたけど、何か私の中でスイッチが入っちゃって。

こんなに頼りがいのある広瀬さんが女性のランジェリー…変態なんだ…嬉しい

そのまま広瀬さんの耳に顔を寄せて呟いてあげた。

「広瀬さん…変態だったんですね」

あの時の広瀬さんの真っ赤な顔、忘れられない。
信じられない、人生終わった、みたいな顔して。

違いますよ、始まったんですよ、私に見つけてもらえてよかったですねって。
私はそう思って、広瀬さんが愛しくて仕方なくなった。

それから何度も二人きりで会って、広瀬さんはマゾで、女性ものの下着を身につけると興奮しちゃうってことがわかった。

*****

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