頼れる上司は私だけの変態わんちゃん (Page 2)

「広瀬さん、今日もちゃんと履いてきましたか?私があげたパンティ」

正面に座る広瀬さんが顔を背ける。

「言わないんですか?私に確認して欲しいんですか?」
「履いてきたよ!…履いて、きました…」

ふふふ…、可愛いなぁ広瀬さん。

「ちょっと、いつまでそこに座ってるんですか?」
「いや、だから…会社では」
「女物のパンツ履いてくる人が何言ってんですか?」

広瀬さんが口をつぐむ。

「今だって、私にパンツ履いてること知られて大きくしてんじゃないですか?」
「そんなこと…」
「じゃあ立ってください」

ほら、広瀬さん…私から目を逸らしてないで…立ってみせてよ

「ほら、立ちなさい…私の可愛いワンちゃん」
「………」

ソーっと、立ち上がり見えた広瀬さんの股間はしっかりと反応していた。
広瀬さんは俯き、少し震えている。
恥ずかしいですか?屈辱ですか?
それが、たまらないんじゃないですか…?

「広瀬さん、いつから勃起させてましたか?」
「…」

私は机に両肘をつき、上司に尋問をする。

「答えなさい」
「……下着を身につけていると伝えた時です」

嘘よ。

「広瀬さん、それ嘘ですよね。何のための嘘ですか? 本当は?」
「……」
「ワンちゃん…みんなにバラしてもいいんですか?」
「………さとみ様に、残って欲しいと、言われた時です…」

ほら。
この人はまだまだ上司、男としてのプライドが捨てきれないのよ。
私に呼び止められただけで、これから起こる甘美な時間を想像してペニスをガチガチに硬くしちゃうマゾのくせに。

「嘘をつくなんて、私に叱られたくて仕方ないみたいですね…ほら、いいですよ、足元においで…ワンちゃん」
「………っ」

顎と目線で、私の足元へ誘導する。
広瀬さんは重い足取りで、一歩ずつ、ゆっくりと私に近づいてくる。
私の横まで来ると、重力に抗うように、静かに、地面に両手をつき跪いた。

「広瀬さん、今日も上司として沢山立派で偉かったですね、もう…戻っていいんですよ?変態マゾ犬に…ねぇ、広瀬さん…ほら、顔上げなさい」
「………」

ゆっくりと上げられた顔に上司の面影は無く、そこには二人きりの時に見せる情けなくて可愛い私だけの広瀬さん…。

「ほら…私は誰ですか?」
「…さとみ様…私の主様です…」
「ふふふ、そうね、よく出来ました」

広瀬さんの頬に手を添えて、サラサラと撫でてあげる。
私のワンちゃんは少しだけ目を瞑り、愛しそうに顔を擦り寄せてきた。

「広瀬さん…ほら、いつもみたいにご挨拶しましょうね」

目線を少し落とし、わんこ上司は呟く。

「…僕はさとみ様の犬です、本日もよろしくお願いいたします…」

可愛い広瀬さん。

「はい、よろしくね。でもこの部屋、もう次のミーティングで押さえられちゃってるのよね…あと5分もしないうちに人が来るわ…」

広瀬さんは少し目線を下げて、私の言葉に染まっていく。

「…広瀬さん、ほら、ズボン脱ぎなさい」
「……えっ」

広瀬さんが私を見上げる。
信じられないといった顔。
目をまんまるくして、可愛い…

「早くしないと人が来るわよ、急ぎなさい」
「…」

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