私の妻をシェアしませんか? (Page 2)
「課長。一緒に飲みに行くのも久しぶりですね?」
「うん、そうだな。このご時世、飲食店への規制も厳しいし、我々のたまの楽しみも制限されるからな」
私はそう言うと、マスクをずらしてビールをグビッと飲んだ。そして、
「ところで、風間君に相談がある」
「何でしょうか?」
「唐突だが、私の妻……早織をシェアしないか?」
「奥さんをシェア?」
「ああ。私は若くて美しい早織を愛している。しかし、最近少し刺激が足りないのだよ。そこで風間君、私の目の前で早織を犯して欲しいのだ。私はその様子を見て興奮したい」
「は、はぁ……」
「君のような男らしい男に早織が淫らに組み敷かれる姿を見てみたいんだ! 風間君、頼むよ!」
「課長、本当によろしいのでしょうか?」
「頼む! こういう依頼は信頼している君にしか頼めない!」
「分かりました。ただし、容赦はしませんよ?」
一瞬風間君の眼光が鋭く光った。その狂気に満ちた目を見て、私はますます期待に胸を膨らませるのであった――
*****
「ただいま! 早織、部下の風間君を連れてきたよ!」
「おかえりなさい! 風間さん、主人がお世話になってます。いらっしゃいませ」
「いつも柴山課長にはお世話になってます」
「こちらこそ、主人のゴルフによく付き合ってくださったりして、主人は喜んでますよ」
「ありがとうございます」
「ま、風間君、あがりたまえ」
「風間さん、どうぞ。大したおもてなしはできませんけど」
「それでは遠慮なく。お邪魔します」
私は風間君と目を合わせた。風間君の目はやはり鋭く光っていた。これからの展開が楽しみだ――
*****
レビューを書く