悪徳詐欺師 VS 激重フラれ女! ~ヤるのはどっちだ~ (Page 3)

「あの、本当に500円なんですよね、終わった後に請求とか……」

「大丈夫大丈夫。まずは深呼吸を一つ。体内に酸素を取り込む事で身体の巡りが好転します。あ、申し遅れましたが私は今西堅と申します。さあ深呼吸を! 吸って、吐いて……」

今西、と名乗った男は小さな瞳をキラリと輝かせ、大げさな身振り手振りをつけながら深呼吸を促した。エミは少々困惑していたものの、「まぁ深呼吸くらいなら良いか……」と思い、深く息を吸い込んだ。

独特な臭気の煙がエミの肺に充満する。数回繰り返した後、今西が指揮者のように拳を作った。

「いかがです? お客様。身体がじんわり温まってきたでしょう」

「あぅ……は、い……すごく……」

「眠たくなってきましたか?それは身体が好転している最中です。バスローブを脱いで横になってください。リンパを流して、さらに好転させていきましょう」

今西の言葉がどこか遠くに聞こえた。エミの身体は先ほどよりも熱く火照り、同時にまどろんでいるような心地よさもあった。彼女はぼんやりとした思考のままバスローブを脱ぐと、施術用のベッドに仰向けになった。

「…………」

花村エミの一糸まとわぬ姿を見て、今西は内心ほくそ笑んだ。――やっとお香が効いてきたようだな。やれやれ、一時はどうなるかと思ったぜ……。

今西と名乗るこの男、実は正規の施術者ではない。少しばかり裏社会で名の通った、フリーで活動している悪徳詐欺師なのである。つい先ほどまでエミに語っていたことは、もちろん全て適当である。

この男の手口はこうだ。海外から違法輸入した×××製の××××効果のあるお香を焚き、××××××を誘発した状態で××をする……伏字だらけになってしまったが、とにかく最低最悪の犯罪者なのである。しかし、エミはそんな事を知る由もなく……。

「疲労回復のリンパを流していきますね」

エミの上半身にたっぷりとオイルを垂らし、下から上へ指圧していく。左右の前腕、上腕、鎖骨、お腹周りを手際よく流していった。緊張し続けていたエミの筋肉がゆる始めたところで、今西は彼女の下乳に触れ始めた。

「あ、は、ふ……んん……。あ……え……?」

推定Dカップだろうか。形の良い乳房は重力に従って下に流れつつあったが、十分なハリと弾力を兼ね備えていた。ピンと勃起した哺乳瓶のような乳首は茶色く、少々の垢ぬけなさと使い込まれたいやらしさを感じさせた。

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