21年越しの、蜃気楼 (Page 4)
「痛くないか?」
「変な感じだけど、それより叔父さんのが奥まで入ってきて嬉しいっ」
その言葉に合わせパンと腰を強く当ててやれば
「あんっ」
と喘ぐ。
可愛い姪はとうとう女の悦びを知ってしまったと思うと、少しだけ切なさを感じたが、それよりも腰をうねうねと動かしてくるその動きに意識を持っていかれる。
「叔父さん、気持ちいい? ねぇ、気持ちいい? 私は気持ちいいよ、叔父さんとこんな風にセックスできて嬉しいっ」
どんどん声が大きくなっていくのを止めたいと思うが、腰は止まらなかった。
「あぁん! 気持ちいい! 叔父さんのでグチャグチャのアソコが、気持ちいいっ」
「俺の何で気持ちよくなってるんだ?」
ぐ、と腰を押し付けたまま腰を回してやる。そうすると中がキュキュと締まる。
「なぁ、俺に教えてくれ。俺の何が花梨のどこを気持ちよくさせているんだ?」
はぁ、と耳を食みながら問いかければ、花梨の中がまた締まる。
「ほら、言って」
「お、叔父さんのおちんちんで私のおまんこが気持ちいいのぉ」
「ちゃんと言えたな、えらいな」
言えた、えらい、これは小さな頃に勉強を見ていた時に良く言っていた言葉だった。
それだけに、効果は絶大らしくビクンビクンと面白いくらい花梨の体が跳ねた。
「イったのか」
抱えこんだまま未だ耳の傍で問いかけやるとイったばかりの体はそれだけでも反応してしまう。
「でも、もう少し付き合ってくれるか?」
「え……」
初めということもあり、ぐったりしている体を労わるように触れるがその指先は乳首を摘まんでいる。
「ひゃん」
「俺がまだイってないんだ」
ゴリと奥を抉るように突いてやれば、俺を咥え込む穴が震えている。
「花梨の中に俺のをたっぷりと注いでやるからな」
ベロリと耳を舐めてやると、体全身が悦ぶように震えた。
ゴムをしていないことは、花梨もわかっていたはずだし、それを一度も咎めていない。
「姉さんじゃなく、花梨を孕ませて俺のものにする。花梨もそれを望んでいたよな?」
もう一度奥を突いてやれば花梨は喘いだ後に頷いた。
「お母さんじゃなくて、私が叔父さんの子を産む」
そう言って、花梨は自分の腹を撫でた。
その顔は姉が花梨を身ごもったと報告にしにきた時と同じで、俺の喉は鳴った。
(了)
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