もしもエレベーターが急に止まったら?
俺は生田賢一。都内に住む30代のサラリーマン。今日はたまたま出勤時のエレベーターで、マンションの隣室に住む立花の奥さんと一緒になった。それだけでもラッキーだったのだが、帰宅時も立花さんとエレベーターで一緒になり、そのエレベーターが故障して、俺と立花さんは二人きりでエレベーターに閉じ込められたのだ♪
「おはようございます」
「あ、おはようございます」
今日はツイてるかもしれない。朝の出勤時のエレベーターで、隣の部屋に住む立花さんの奥さんと一緒になった。
「生田さんもゴミ出しですか?」
「そうなんですよ。うちの女房、朝はいつも寝坊しますから・・・」
立花さんはクスクスと笑った。俺は少し恥ずかしくなった。立花さんは濃紺のスーツをビシッと着て、どうやら彼女もこれから出勤のようだった。たわわな胸を無理やり押し込んでる、ブラウスのボタンが弾けそうだ。
俺は生田賢一。都内に住む、30代のサラリーマン。会社では今年度から係長になったばかりだが、家ではトドのような女房に頭が上がらない。
一方の立花さんは、俺の部屋の隣に住む、20代後半のOLさん。1年前に旦那さんと結婚して、このマンションに引っ越してきた。旦那は総合病院の勤務医とか聞いたなぁ。当直が頻繁らしく、結構家を空けているとか。
チーン♪
「あ!1階に着きましたよ!それではお気をつけて行ってらっしゃい!」
「立花さんも気をつけて行ってらっしゃい!」
立花さんのはち切れんばかりの巨乳を思い出し、ゴミ出し場で思わず鼻の下を伸ばしてしまった。
※※※※※
「こんばんは!」
「あ!立花さん!こんばんは!」
「今日はお早いんですね?」
「ええ。今日は部下がよく働いてくれたもので」
そう、俺は今日は珍しく定時で仕事を終えて帰宅したのだ。そして、マンションのエントランスで、またもや偶然立花さんに遭遇したのだ。行きも帰りもエレベーターで立花さんと一緒になるなんて、何て今日はツイてるんだ!
チーン♪
「あ、エレベーター、着きましたね」
俺と立花さんはエレベーターに乗り込むと、俺たちの住んでる階の18階のボタンを押した。エレベーターは静かにドアを閉じると、スルスルと上へ目掛けて動き出した。
2階、、、3階、、、4階、、、
18階に到着してしまうと、今日のところは立花さんとお別れしなければならない。エレベーターは、そんな俺の気も知らず、2人を上へ、上へと運んでいく。
14階、、、15階、、、
ガタン!ガコン!ガン!!
「キャーーーーッ!!」
立花さんは驚いて、俺の首に抱きついてきた。エレベーターは派手な音を立てて急停止すると、非常灯を除いて全ての明かりが消えてしまった。
「参ったなぁ、故障ですか?・・・」
「・・・そうみたいですね・・・」
立花さんは、抱きついていた腕をほどくと、恥ずかしそうに俺に言った。
「生田さん?私たち、閉じ込められたんでしょうか?」
俺はエレベーターの非常用電話の受話器を取ったが、どうもそちらもやられてしまってるようだった。
「どうやらそのようですね・・・」
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