実践的性教育で開発されてしまった女子校生
私の名前は中谷花怜(なかやかれん)。時沢学園の1年、花の女子校生。エッチには興味津々だけど、ちょっぴり奥手で恥ずかしながら、まだ処女。早く大人デビューしたいなぁ・・・。そんなところで、うちの学校では新しい性教育をするらしい。どんなのかしら?・・・
「アンケートによると、我が校でも初めての性行為が低年齢化していることが判明しまして・・・」
「・・・でありますから、上からの性教育ではなく、より実践的な性教育をすることにより、生徒たちに正しい知識を持ってもらうことが重要でありまして・・・」
「分かりました。我が校では今年度は性教育強化年度と設定しまして、全国的に見ても先進的な教育を行うことにいたします」
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私の名前は中谷花怜(なかやかれん)。時沢学園の1年、花の女子校生。エッチには興味津々だけど、ちょっぴり奥手で恥ずかしながら、まだ処女。早く大人デビューしたいなぁ・・・
「はーい、静かに!男女ペアで勉強しますので、出席番号順に男女ペアを作ってください!」
今日の保健体育の授業は『性教育』。うちの学校では、今年度から新しいタイプの性教育をスタートするということだけど、男女ペアってどういうことだろう?普通、男女別々の教室でやらない?何だかイヤだなぁ・・・
「ねえ、花怜?」
親友の智子が話しかけてきた。
「男女ペアになって何するんだろうね?」
「さあ?“ナニ”でもするんじゃない?」
「キャッ!何言ってるのよ花怜!そんなはずないじゃない!!」
智子に思いっ切り背中を叩かれてしまった。
「いった~っ!!何するのよ、智子!!」
「いくら新しい性教育といっても、“ナニ”は
無いわよ!もしそうだったら・・・」
「もしそうだったら?」
「あたし、いけてない男子とはやりたくないなぁ・・・」
智子はため息をついた。それはこっちのセリフよ・・・。智子はヤリマンだから、一人ぐらいいけてない男子とやったっていいじゃない。あたしは処女よ?し・ょ・じ・ょ!神聖な処女を捧げる相手がキモ男だったら、どうするのよ?!
「はいはーい!男女ペアは作れましたかーっ?」
体育教師が叫んだ。あたしは期待半分、不安半分でパートナーを見た。あたしのパートナーは、隠キャの松嶋くん。別に顔は不細工ではないけど、クラスではとにかく地味で目立たない存在。ちょっと何を考えてるか、よく分からないところもある人。
一方、智子のパートナーは、クラスで1番のイケメンの俊也くん。智子、いいなぁ・・・。もしかして、あたしの初めての相手は松嶋くんになっちゃうのかなぁ?・・・あーっ!あたしも俊也くんに処女を捧げたいーっ!!
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「はい!粕谷くん、どうやったら女性は妊娠するか、知ってますか?」
「はい、男女がセックスして、精子が卵子に達して受精すると妊娠します」
「はい、よくできました。では中谷さん、セックスというのはどのようにするのですか?」
えっ?!あたし?!あたしは顔を真っ赤にしながら、
「え、えーっと・・・ペニスをヴァギナに挿入するのがセックスです」
あ~、恥ずかしい。しかも、何で男女混合のところで発表しなきゃならないのよ!
「はい、よくできました。『従来の性教育的』には正解ですね」
教室の中にはキョトンとした空気が流れた。
「ペニスをヴァギナに挿入したら、それだけで精子が射精されるんですか?早漏の人ならそうかもしれませんけど、一般には違いますよね?」
教室がザワついた。先生は何を言おうとしてるんだろう?まさか?・・・
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