憧れの後輩は痴女? (Page 10)
「い、いいいっ! いっ! いくいくいくいく!」
真奈の悦声が響くと同時に、膣全体が痙攣し、肉槍にギュンと縋り付いてきた。
膣の入り口がぎゅっと締まり、中に向かって波打つように蠢く。
頭の片隅に「ゴムをつけていない」と過ったが、それ以上考えられない。
熱い塊が尿道を駆け上がり、肉槍の先端を膨らませる。
「ま、真奈っ! 出っ!」
びゅるっ! びゅるるるるっ! びゅびゅびゅびゅびゅ!
「えあっ! 熱っ! しぇんぱっ、いい、今らめっ! もうイってるの! い、いっ! イってるのにいいい! イク! いくいくいくうっ!」
真奈が目を真ん丸に見開き、ビクビクと痙攣しながら叫ぶ。
俺に巻きつけた手足が強張り、背中に爪がめり込んでいるのが分かった。
涎に塗れた舌を付き出し、ぷるぷると震える。
堪らなく愛おしくなって、ぎゅっと抱きしめた。
「あ、あ、ああ……。しぇんぱあ……しゅきい」
*****
「ふ、ふう、ふう、はあ、はあ……。も、もう、逃げられないッスよ」
そんな台詞が聞こえ、俺を拘束していた手足の力が緩んだ。
俺もぎゅっと抱きしめていた腕の力を緩め、少し身体を離す。
汗と涎、2人の粘液の匂いがムワッと立ち昇ってくる。
涙と涎でぐちゃぐちゃになった顔にいつもの不遜な笑みを浮かべる真奈に、俺は微笑みかけた。
「ちょ、何笑ってるんスか? 笑い事じゃないッスよ。処女を奪った挙げ句に生中出しなんスからね」
「ああ」
「オマケにまだ入ったまま、だし」
「ああ。そうだな。……悪かったよ。俺に勇気がなかったばかりに、無理させたな」
「な、何言ってんス、か……」
真奈は頬を真っ赤にして、目を逸らした。
心なしか、少し涙ぐんでいる。
「……真奈、好きだ。俺と付き合ってくれ」
そんな言葉しか、思いつかない。
真奈がハッとしたように俺の顔を見た。
潤んでいた目から、涙がポロリと溢れる。
「遅いよ。……ずっと、ずっと待ってたんだから。……それなのに、勝手に決めつけて諦めて。誰かに譲るなんて……最低」
俺は「ああ」と答えると、もう一度真奈をぎゅっと抱きしめた。
胸と胸が密着し、心臓の鼓動が伝わってくる。
「……すまん。そうだな、最低な男だ。今も、こんなタイミングで告白するなんて、卑怯な男だ」
強張っていた真奈の身体から力が抜けていく。
そして、耳元に溜め息のような吐息がかかった。
「そうですね、最低ッス。私の初めてをこんな形で持ってくなんて……。でもまだ中途半端ッスからね。どうせなら孕ませるくらいのことはして下さい」
「は? お前、何言ってんの?」
「ふふふ、もう逃しません。週末の夜は長いんスよ」
(了)
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