足止めの駅で (Page 7)

頭を振り乱して感じ、呆けた顔で喘ぎ続ける菜月の姿に、康介もますます煽られてピストンは激しくなる。
菜月の膣肉はぷりぷりした弾力があり、ペニスを扱く締め付け加減も絶妙で、あっという間に康介は射精感が込み上げた。

「菜月…あぁ、だめだ、出るっ」

「わたしも、あぁいく、いくいくいくっ…あぁすごい、すごいぃっ…んんっ、んぁぁぁぁっ」

一際強く膣内が締まり、菜月が痙攣すると同時に康介も射精した。
2人は互いの身体を密着させ、ぎゅっと抱き合って強烈な絶頂を味わいながら腰だけをがくがくと震わせていた。

「菜月さん…また東京で会えませんか?」

ホテルを出て駅まで歩きながら、康介が言った。
あれから結局4回戦まで至って、互いに全然萎えない欲望に驚きながら少し眠り、起きてから更に1度交わった。

「そうですね、ぜひ」

菜月は、これまで1度だけのつもりで寝た男とその後も続いたことはない。
1人の男と定期的な関係を結び、情がわくのも嫌だった。
しかしこんなに盛り上がれた康介となら、普通のセフレになってもいいかもしれないと思ったのだ。

自分の傷を癒してほしいとか、恋人になって支えてほしいとか、そういう期待はいつでも誰にでも絶対にしないようにしている。
それでも、ゆきずりの男とハズレのセックスをしまくってきた菜月は、1人くらい確実に気持ちよくなれる相手がいてもいいかもしれないと思い、そんな自分の変化に少し驚くのであった

(了)

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