没落令嬢監禁凌辱
会社の倒産で一夜にして立場を失った生意気令嬢に、虐げられていた使用人が復讐を仕掛ける!胃が空っぽになっても終わらない指イラマ、料理人の特製ディナー、スパンキング排泄我慢ゲーム、そしてカラミシーンは飼い犬と…。未払いの給料を回収し、人としての尊厳を奪いつくすまで、彼らの凌辱は終わらない。
待ちに待った夏休み。
久々に訪れた別荘で、海を眺めつつ優雅なブランチを楽しんでいたはずが、どうして薄暗い地下室で柱に縛り付けられているのだろう。
霧雨小夜子はまだふらついている頭を一生懸命起こし、目の前にいる二人を見た。
「貴方達…これは何のつもり?こんな真似が許されると思って?」
メイド服を着た女と、料理人の男はちらりと顔を見合わせたが、薄笑いを浮かべただけで何も言わない。
「ふざけてないでさっさと放しなさい。芽衣!」
小夜子が女に向かって怒鳴る。
芽衣、と呼ばれたメイドは鼻で笑い、正面に立って小夜子を見下ろした。
「偉そうに命令しないでくれる?」
「はあ?その口の利き方は何?前から使えなかったし、あんたなんかクビよ、クビ!そっちの———」
「西村です、お嬢様」
「あんたも、お父様に言いつけてやるんだから!分かってるでしょうね!」
突然の解雇通告。
にも関わらず二人は、また顔を見合わせてクスクス笑った。
「何よ…何がおかしいのよ!言ってみなさい!」
意味ありげで不気味な雰囲気に、小夜子は焦りを誤魔化すように怒ってみせる。
「クビ?変な事言うのね。あなた、自分の立場が分かってないの?」
…意味が分からない。
説明しなさい、と言いたげな目で睨まれた料理人の西村は、勿体ぶって咳払いをした。
「お嬢様はニュースなどご覧にならないので、何もご存知ないかもしれませんが…霧雨コーポレーションは倒産、お父様は失踪。お母様はかねてからの愛人と逃亡され、私ども使用人は全員解雇。お嬢様にクビにされなくても、既に無職でございます」
「え?」
「だからもう、あんたはお嬢様じゃないの。両親からも見捨てられて、無一文どころか下手すれば借金まみれなんじゃない?」
「先代の経営手腕は素晴らしかったそうですが、二代目とその嫁が会社を駄目にした良い例ですよね。会社も私生活も、あんなどんぶり勘定では…」
…倒産?借金?嘘。そんなのありえない。
状況が全く把握できない小夜子は、ぽかんとした表情で芽衣を見上げた。
「なに…私…え、どうすればいいの…?え…?」
「知らないわよ。兎に角、払って頂戴」
芽衣は小夜子の目の前に手を突き出す。
「な、何よ…」
「先月から未払いのお給料。二人分で64万8240円」
「はあ?!何で私が、そんなの今どうだっていいじゃない!ねえパパは、ママはどこなの?!これ解いて、スマホ、私の荷物は?!ねえ、あっ…?!」
舌打ちと同時に、芽衣は小夜子の頬を打った。
「きゃあっ!や、きゃぅっ!」
「あんた達家族ってほんと自己中。だからお金が無くなったら、誰も助けてくれないのよ。毎週パーティーやってた実業家のオトモダチはどこにいったのかしらね」
「んっ!やだ…!痛いっ!ぶっ…」
喋ろうとする口元を立て続けにぺちぺち打たれ、小夜子は目を瞑って顔をしかめる。
「払うお金が無い時、一般人はどうすると思う?そう、働くの。でも見た目くらいしか取り柄がないあんたに出来る仕事はそうそうないから———」
「や…何するの!いやぁっ!」
無理矢理開かれたブラウスの胸元から、黒いレースのブラジャーが覗いた。
「この体で、しっかり稼いで頂戴」
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