知人に犯されてしまった体験談

・作

これは、本当にあった話です。まだウブな学生の時、わたしは知り合いに襲われました。圧倒的な力差と恐怖心から、受け入れるしかありませんでした。愛も思いやりもない、性欲の捌け口にされるだけのセックス――。作者自身の体験を、赤裸々に綴っています。

あれはまだ、わたしが学生の時。
久しぶりに、以前一緒にアルバイトをしていた先輩スタッフに、ご飯に誘われた。
当時は仲もよく、お世話になっていたので、二つ返事で行くことにした。

個室の居酒屋で2時間ほど近況報告をして、楽しい時間を過ごし、店を出る。
わたしはお酒が強く、まったく酔っていなかった。
雲行きが怪しくなったのは、そこから。
暗くなった道を一緒に歩いていると、腰に手を回してくる。

「もーやめてください」

「何を?」

「近すぎですよー」

笑いながら距離をとろうとすると、ぐっと力をこめてさらに引き寄せられる。

「そんな寂しいこと言わないでよ。寒いし、くっついてよ?」

赤ら顔でそんなことを言れると、酔っ払いに何を言っても無駄と思って、あきらめた。

「仕方ないですね。駅までですよ。」

「えーもう帰るの?」

「帰りますよ。二軒目も、こんなに酔ってたら無理でしょ」

「せっかく久しぶりに、会えたのに…」

ぶつぶつ言うのを無視して、スタスタ歩く。
それでも、手はしっかりと巻き付いたままだ。
5分ほどで、無事に駅に着いた。

「今日はありがとうございました」

お礼を言って、改札を抜ける。

これで、やっと面倒くさい酔っ払いから解放された。
そう、ほっとしたのもつかの間。
彼も改札を通り抜け、当然のように手をつないでくる。

「もう、何なんですか!」

「ほら、電車もう来てるよ」

強めに言っても、まったく聞く耳を持たず、わたしを電車の方に引っ張っていく。
これ以上一緒にいたくない。
けれど、早く帰りたい気持ちが勝って、引きずられるようにして電車に乗る。

車内は満員で、自然と体が密着する。
向き合って立ってしまったせいで、両手で抱きしめられホールドされる。
何とかふりほどこうともぞもぞ動くと、さらに強く抱きしめられる。
それにごったがえした車内では、逃げ場がない。
胸に顔をうずめるような恰好で、大人しくしていると、手が少しずつ下に伸びてくる。
何も言わずにいると、さわさわとお尻を指が這い、やがて円を描くようにくるくる擦り上げてくる。

「いい加減にしてください!」

顔を上げて、小声で叱る。

「何のこと?」

「今、お尻触ってますよね!?」

キキ―ッ。
立っている乗客が、同じ方向に一斉に傾く。

「きゃっ!」

わたしはよろけて前のめりになり、彼もとっさにつり革を掴む。
体勢を立て直すと、今度は後ろからお腹の辺りを抱きしめられる。
何か硬いものが、お尻にあたっている気がするけれど、気づかないふりをしていた。

やがて、わたしの降りる駅がきた。

「ここで降ります」

「うん、わかった」

公開日:

感想・レビュー

コメントはまだありません。最初のコメントを書いてみませんか?

レビューを書く

カテゴリー

月間ランキング

最近のコメント

人気のタグ

中出し 乳首責め 巨乳 フェラチオ 指挿れ 女性優位 クリ責め クンニ 調教 レイプ 潮吹き 騎乗位 処女 言いなり 口内射精 無理やり 羞恥 言葉責め 処女喪失 オナニー ラブホテル 不倫 教師と生徒 拘束 女性視点 イラマチオ 玩具責め 淫乱 熟女 積極的

すべてのタグを見る