知人に犯されてしまった体験談 (Page 4)

ゴムを探している間、わたしは抵抗する気もなく、仰向けのまま天井を見ていた。
下半身は、中途半端にズボンを脱がされ、ショーツが丸見え。
上半身は、ニットの下でブラが胸を覆わずに、何の役目も果たしていない。
こんな乱れた姿で、自分の部屋で、これから犯される。
今まで付き合った人は一人。
もちろんセックスしたのも一人。

「おまたせ。ベッド行こうか」

「うん。…電気消して」

カチッ。
部屋が暗くなる。
廊下からの明かりで、真っ暗にはならない。
わたしはもう、抵抗しない。
手際よく脱がされ、あっという間に全裸になる。
彼も、自分で服を脱いでいる。
恥ずかしくて、三角座りをするようにして、体を隠し逆を向く。
バサッバサバサッ。カチャカチャ。ジー。ザザッ。
数秒の間。
そして、再び仰向けに押し倒された。

太ももの内側に両手があてられ、パカッと広げられる。
ゴツイ指が、これから挿入する場所の確認をしている。

「ん…」

その場所を見つけた指が、少しだけ中に入ってくる。
自分でもわかる。
そこは恐怖と緊張と羞恥で、まったく濡れていない。
だが、ズブズブズブッ。

「ぎゃああ!」

痛さのあまり悲鳴が出る。
容赦なく、彼のモノが入ってきた。

「痛かった?初めてじゃないよね?」

「違うけど…ああ!」

少し動いただけで、擦れて痛い。

「じゃあ、大丈夫だね」

「ひいっ!い、いたっ!やあ!やめて!」

ズン、ズン、ズン。
奥に突き立てられるたびに、悲鳴が飛び出る。
濡れてもいない、セックス自体、久しぶり。
それなのに、いきなり挿入されて、激しく動かされている。
上に覆いかぶさって、腰を振っている彼にとって、わたしはただのラブドール。

「いやっ!やあっ!うぅ…うう!あぁっ!」

どれだけ叫んでも、腰の動きは止まらない。

「はぁ…狭い。すぐに出そう」

ギシ。ギシッ。
ベッドの軋む音を聞きながら、叫び続ける。

「ぎゃあぁ!あああ!いやあ!…ぅぐ」

口を塞がれる。
フィニッシュに向けて、さらに腰が早く動く。

「??!んん!んんー!んぐぅ!」

アソコが裂けそうに痛む。
壁を叩き、足をばたつかせ、枕を掴み、必死に痛みと闘う。

「…イク。イク!」

彼は急に止まり、わたしの中を満たしていたモノが、ドクドクと脈打っている。
ゴムの中は、白濁した液体で満たされていっているのだろう。
徐々にアソコの圧迫感が少なくなっていき、わたしを苦しめたモノは、スルッと抜けた。

翌朝目が覚めると、わたしは一人だった。
ぼんやりした頭で起きると、全裸だとういうことに気づく。
赤いシミが点々とついたシーツ、アソコのひりつく痛み、ごみ箱の中にある使用済みのゴム。
すべてが、昨夜のことを物語っていた。

(了)

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