ATMより愛を込めて (Page 6)
「……なんだよ、被害者面しやがって、お前の合コンのため……男のために金出してやるって言っているんだから、こっちの言う事もきけよ」
「きーちゃん」
ぺたり、と結香は体をひっつけてきた。
「なんだよ。お前が脅すか。このやり取りを録音でもしていたか。警察にでも駆け込むか」
ヤケになったように喚く棋一朗に結香は体を摺り寄せ、先程まで自分の中に収まっていたペニスを撫でた。
「いい子」
その瞬間、棋一朗の体は震えた。いい子。この言葉は小さな頃、泣き喚く結香を宥める時に棋一朗が言っていた言葉だった。
「結香……」
「きーちゃん、嫌なら嫌って言えばいいんだよ」
聖母のような頬笑みを称え、結香はペニスを撫でる。先程精を放ったばかりだが、若い体はすぐに熱くなり芯を持つ。
「きーちゃんより仲の良い男の子出来るの、嫌だったんでしょ」
結香の言葉に、棋一朗は言葉を失った。
そんなこと、そう反論したいのに言葉は出ない。
「いつも私のこと見ているくせに、黙ったまま睨んでたでしょ」
結香はよくモテた。だから、棋一朗は自然と距離をとり今はこの関係だ。
「わざと怒らせることしても、きーちゃん全然構ってくれないから、困ったんだよ」
笑いながらも勃ち上がる棋一朗のペニスを撫でるせいで、透明の滴かこぷりと出てくる。
「まだ、出来そうだね」
鈴口の上で指を数度円を描くようにすればヌチヌチといやらしい音がした。小さな音なのに、それがやけに響いて聞こえ、棋一朗は興奮した。
「きーちゃん、手だけでイきそうだね。ビクビクしてる」
「や、やめろ」
「口に出したい?」
ぺろ、と舌を出すその顔に棋一朗は一瞬で我を忘れた。後頭部を掴み、そのままペニスへと誘導する。抵抗なく結香の顔が沈み舌が当たる。
「ゴム臭い」
クスクスと笑うその声を聞きたくなくて、そのまま力をかければカパリと口が開く。
その時、結香の口には唾液が粘つき、開いた所で糸が出来ていた。
ペロ、と遠慮がちに舐めた後はズブズブと口の中へと誘い込まれコツンと突いたのは喉奥だった。
一瞬苦しそうな声が出たが、無視してやれば睾丸を揉まれた。
コロコロと動かされ、射精を促される。口の中で必死に舌を動かし袋も揉む姿に棋一朗は男の影がチラつき、一度舌を打つ。
その音に結香が視線をあげたところで、髪を引っ張ればヌロ…とペニスが出た。
結香の唾液まみれのペニスを手で掴み、数度擦ってやればビュ、ビュと震えるように射精した。
放たれた先は、結香の顔。
ねとり、と額から鼻、そして唇の上に白濁した体液によりコーティングされた結香の顔は惚けていた。
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