春三月・桜の下で少年は…… (Page 6)
そして春3月――
彩香の家に息を切らして駆け足で向かう和真がいた。
「先生ッ!」
勢い込んで玄関のチャイムを鳴らした。
ガチャ……
「いらっしゃい、和真君」
彩香は微笑んだ。
「先生! 先生! 僕、やったよ!!」
「そう、合格だったのね?」
節子を説得したあの日以来、和真は寝食を忘れたかのように勉強に励み、そして西城科学技術学院に合格したのだ。
「一番に先生に伝えたくて! それで、先生の家まで走ってきたんだ!」
「そうなのね? おめでとう。頑張ったわね? さあ、上がって」
和真は彩香に導かれるがままに寝室へと向かった。
「どうぞ?」
そう言うと、彩香はきれいに整えられたベッドに腰掛けた。
「う、うん……」
和真は顔を紅潮させ、カラカラに乾いた喉から絞り出すような声で返事をした。
「こ、ここでいいの?」
彩香はコクリとうなずいた。それを確認すると、和真は彼女の隣に座った。
「和真君、本当におめでとう」
「ありがとう。これも全部先生のおかげだよ!」
「そんなことないわ……和真君自身が努力したのよ」
和真は何か言おうとしたが、彩香はその口にそっと唇を重ねて塞いだ。
「先生……彩香先生……」
和真は慣れない手つきで彩香を抱いた。そして二人はどちらからともなく舌を絡めあった。
「う、うぅん……ウん……」
彩香は熱い吐息を漏らした。和真は彩香の背中に回していた右手を、彼女の胸へとゆっくりと滑り込ませた。
「うン……あぁァ……」
彩香は和真の股間へと右手をやった。彼の一物はズボンの中で窮屈そうに勃起していた。
「……和真君……こんなになって……」
彼女は彼のズボンのファスナーを器用に下ろすと、そこから和真の肉棒を解放した。すでに鈴口から透明な粘液のあふれている彼の屹立がビョンと跳ねた。
「ング……ングググ……」
彩香は和真の若さのあふれる立派なものをくわえた。
「あぁ……あぁぁぁ……」
和真は恍惚の表情を浮かべながらうめいた。
ぴちゃぴちゃ、ぴちゃぴちゃ……
和真のモノは、まるで己の意思を持つ生き物かのようにビグビグと脈打った。その動きに合わせるかのように、彼は「オゥッ! オゥッ!」と喘いだ。
「先生ッ! イッちゃうよ! イッちゃうよッ!!」
和真は顔を真っ赤にして言った。彩香は彼のモノを慈しむ動きを止めると、顔を上げて「うふふ……」と微笑んだ。そしておもむろに立ち上がると、スルスルと服を脱いで全裸になった。
「ねえ……来て?……」
和真はカラカラになった喉を潤そうと、ほとんど出てこないツバをゴクリと音を立てて飲み込んだ。
「先生……いいの?……」
「ええ。いいわよ。来て……わたしを抱いて?……」
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