イケない俺をイカせる彼女 (Page 3)

 じゅ、じゅじゅじゅじゅ、ちゅぷ

 

 音をさせて啜ると白い喉をコクリと動かし、大きな黒い瞳を線のように細くして満足気な笑みを浮かべる。

 舌がパンパンに腫れた亀頭を満遍なく舐め回し、細い指が血管が浮くほど固くなった肉茎を優しく扱く。

 唇がきゅっと締まり、ムニムニと蠢いて痛いほど張ったカリを優しく引っ掻き、同時にチュッチュと吸い上げてきた。

 足先が痺れるような刺激が間断なく生まれ、頭がぼうっとしてくる。

 我慢汁が止めどなく溢れ、ユウコが何度も白い喉を鳴らしている。

「う、上手くなったな、ユウコ。すごく、気持ちいい」

「んふふ。だってコウちゃん、私でイってくれたことないもん。せめて、お口でくらいはイって欲しいじゃん」

 ユウコは少し悲しげな表情を作ったあと、ニッと笑うと肉茎を扱く指の速度を上げ、鈴口にキスをする。

 そう、俺は遅漏だ。

 それも、とびきりの遅漏だ。

 幸い中折れすることはないが、セックスでイケたことがない。

 独りで処理するときはすぐにイケるのに、なにか最後のひと押しが足りないんだ。

 だからいつも、彼女が気を失うほど満足させて、こっそり独りで処理していた。

「ごめん。いつも、もうちょっと、なんだけど」

 俺は答え、彼女のショートボブの頭を掴むように撫でた。

 嬉しげに微笑んだ彼女は、口を大きく開いて亀頭を飲み込み、ジュルジュルと音をさせながら飲み込んでいく。

 先端が喉の奥に当たり、「うぶっ」と呻き声をあげた彼女の大きな瞳から涙が零れた。

「無理しなくてーー」

「んんんっ!」

 俺の声を遮るように首を振り、ユウコより強く吸い上げる。

 亀頭がゴクリと飲み込まれる感触と同時に、肉槍が彼女の口の中にすべて収まった。

「ん、んん、んんん」

 ユウコの口端から涎がダラダラと溢れるが、彼女は気にする風もなく満足気な笑みを浮かべていた。

 肉茎を握っていた細い指で2つの牡玉をコロコロと弄び、唇で根元をきゅっと締め付け舌で裏筋をテロテロと舐め続ける。

 ちょうどカリ首が喉に嵌まり、彼女が喉を鳴らすたびにキュッキュと締め付けられた。

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