異世界転生してきた何も知らない女を騙して娼婦にする仕事しています (Page 2)

 俺はそれ以上兵士の邪魔をしないように部屋を後にした。
 木でできた扉を閉めると、由香の悲鳴があとから追いかけてくるように響く。
 そのまま廊下を歩いていていると他の部屋からも似たような声と男たちが精をぶつける生々しい音が響いてきた。

 そう、俺が異世界で見つけたできることというのは娼館の経営のことだ。と言っても最初は小さな小屋にしきりとベッドを置いて行っていただけなのだが、それでもこの街は俺が娼館を作るまで本当に何も娯楽のない街だった。そのためか娼館を作るアイデアを町長に出したところ大いに歓迎された。
 そして最初は小さかった娼館も、次第にたまり始めた資金で今ではかなり大きな豪邸のような造りにまで進化を遂げた。
 経営も今のところはうまくいっている。先ほどのような客や遠方からわざわざ来るような客もいる。街に娯楽を提供することもできて、安定した収入を得られているだなんて、日本にいた頃には考えられなかっただろうな。

 俺は廊下を歩き娼館の入り口で受付の従業員に今日は休むことを伝えると、二階にある自室へと向かった。
 部屋は客のいるエリアから離れた場所に作っていた。二階の廊下を歩き、一番奥の部屋の扉を開ける。

 「やあ、遅くなってごめんよ。寂しかったかい…?」

 そこには俺の愛しいペットがいる
 広い部屋の中心に置かれた天蓋付きのベッドの上で両手両足を鎖でつながれた俺だけの可愛いペット。
 目隠しをされたまま、ベッドの上でだらりと倒れている。側に近寄ると、ぴくりとその身体がこわばるのが分かった。

 「お利口にしていたかな?恵里香ちゃん」

 「…こ、こないで…」

 力なく呟かれた言葉は震えていた。
 俺のことを恐れているのがよくわかる。
 その姿があまりにも愉快で、俺は笑いそうになる。

 柘植恵里香は同僚だった女の一人だ。
 娼館経営も軌道に乗り始めた頃、彼女は俺の前にふらりと現れた。
 
『鈴木さん!?鈴木さんでしょう!?お願い助けて』

 異世界に来てよっぽど酷い目にあわされてきたのか俺の前に現れた彼女の姿酷くボロボロで、日本にいた頃の生意気な態度はなくなっていた。
 そう、柘植恵里香には同僚だったころ散々嫌な思いをさせられてきた。周りの女どもとグループにならなきゃ何もできないくせに、俺のことを陰で散々キモイだのいるだけで不愉快だの罵っていた。それもわざと俺に分かるような声で。
 それだけではない。恵里香は他の人間がやったミスを俺に擦り付け上司に報告したり、ありもしない噂を流したりもした。
 そんな恵里香が俺に助けを求めてくるなんて、なんて皮肉なことだろう。
 俺はもちろん彼女を助ける気などさらさらなかった。
 彼女を助けるふりをして娼館に誘いこみ、俺専用のペットとして飼うことに決めた。
 顔とスタイルだけはいい女だったから、俺の部屋に招き入れて睡眠薬入りの水を飲ませた後に両手両足を拘束してそのまま犯しまくった。
 そして恵里香が気づいたころには膣も身体も俺が放ったものまみれになっていた。
 恵里香は泣いて許しを乞ったが、俺は朝も昼も関係なく彼女犯した。その甲斐あって、今では俺の従順なペットへと成り下がった。
 ざまあみろ、俺を散々馬鹿にしたつけだ。
 罪悪感など沸くはずもなく、今晩も俺は恵里香を抱くことにした。

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