彼女の趣味に付き合ってたら、お尻の味を知っちゃいました (Page 8)

 俺は彼女を無理矢理抱え上げて身体を起こした。

「んあっ! い、いい、んふ」

 舌が抜ける感覚でも達したのか、彼女は甘い鳴き声を漏らして人形のように転がる。

 虚ろな目で俺を見上げる彼女は、激しく肩で息をしつつ時折身体を痙攣させていた。

「ふう、ふう、ふう。……ん、んんっ! ん、ヒロきい。ひろきい」

 亜由美が甘えるような声で俺を呼んだ。

 いつもの彼女に戻ったのか?

「亜由美さん、女王様じゃないの?」

「ん、んん。らって、ユウキ、すごいんだもん。んんっ!……だからあ」

 彼女の視線はガチガチになった俺の肉棒に釘付けだ。

 もう彼女のターンは終わりらしい。

「もう堕ちたの? この女王様チョロすぎるよ」

「うん、チョロいの。堕ちちゃったの。だから、ね。頂戴」

 だらしない笑顔を作った彼女は、辿々しい動きで四つん這いになり、俺にお尻を向けてきた。

 そして、期待に溢れるキラキラした目で俺を見上げる。

 バックで激しく、ということだ。

 責め好きの人間は、責められてる相手を自分に投影して感じるらしい。つまり、サドってのは究極のマゾだ。

 その逆もまた然り。

 ま、亜由美の場合は、ただ感じやすくてその欲求に忠実なだけだろうけど。

「は、早く、早くう!」

 亜由美が両手を尻肉にあてがい、広げるようにしながら尻を振っている。

 まあ、彼女の中ではこれも命令か。

 俺は自分の肉茎を握り、彼女の後ろに膝立ちになる。

 頬を床につけたままこちらを見上げる亜由美の目が、一層キラキラと輝いた。

「いきますよ、亜由美様」

「うん、いつでもイって! んあっ! あっつい!」

 先端が蜜壺に触れた瞬間、彼女はビクリと痙攣して背中を反らせた。

 そのせいでちゅるんと的が外れる。

「あ、いやっ! ダメ」

「こちらですね、亜由美様」

「え? 違ーー」

 亜由美の驚いたような呟きを無視し、俺は腰を突き出した。

 しかし、尻穴は強い力で締められ、カリの半分ほどしか入らない。

「亜由美様、力を抜いてください。入りません」

「違う、違うの! そこじゃなくてーーんはあっ!」

 尻を振って抵抗しようとする彼女にのしかかるようにして、パタパタと汁を溢れさせる淫穴に指を突き立てた。

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