堅物教師と片思い (Page 6)
「あぁっ、だめ、だめ…あああっ」
絶頂を繰り返し、喘ぎ声は掠れて少しずつ低くなる。
千夏はもう訳もわからず、揺さぶられていた。
「あぁぁっ、たかしさん…んんんっ」
隆は膣奥にごつごつとペニスをぶつけ、肉ひだにペニスを擦り付ける。
ぷりぷりの膣肉はペニスを舐り、離すまいとするかのように千夏は両脚を隆の身体に絡めた。
「っ…あぁ、でる」
「あぁぁっ、あ、あぁだめ、だめ、いっく…ぅぅぅっ」
込み上げるものをぶつけるために一際激しくピストンして、隆は射精した。
同時に千夏もまた絶頂していた。
途切れそうになる意識の中で、その絶頂だけは特別強くはっきりと千夏に刻みつけられた。
隆は射精し終わった後も強く千夏の身体を抱きしめ、2人はそうしてしばらく抱き合っていた。
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「先生、もしかしてめちゃくちゃ遊び人だったりしませんよね?」
「はぁ?」
ベッドで抱き合って一休みした後、千夏は思い切って問いかけた。
「だって…あまりにも…うますぎて…いろいろ」
堅物と思っていた隆があまりに自分を的確に攻め立てるので、千夏は良からぬ想像をしてしまったのだ。
「馬鹿いうな、教員になってから女性と交際してないよ」
「じゃぁなんで…」
現に隆は生真面目な男だったが、学生時代に交際したひとりの女性との相性が良く、相手を喜ばせる技術を伸ばすことができたのだった。
「うまいと思ったんなら、それだけ惚れてるんだろ…」
男女の機微には疎い男だったが、さすがに昔の恋人の話をするのは良くないと思って隆は誤魔化した。
「えー…それは、惚れてますけど…」
千夏は顔を真っ赤にして、恥ずかしそうに目線を逸らした。
「俺もすごく…よかった、から…惚れてるってことなんだろうな」
「っ…そんな甘いこと、言えるんですね!」
「ああもう!」
ぼそっとこぼした言葉が思いの外喜ばれて、今度は隆の方が顔を真っ赤にする番なのだった。
(了)
めちゃくちゃ最高です!
行為が上手い理由からのオチに悶えた。堅物キャラまた書いてください
もち さん 2023年4月24日