生イキ盛り (Page 6)
「もっと気持ち良くしてあげる」
そう言って、鉄生の動きが早くなる。
パンパンと肉のぶつかる音と綾香の喘ぎ声がしばらく続きブルリと鉄生が体を揺らした。
「ああ……中……出てるぅ……」
そんな綾香の言葉を聞きながらも、最後の一滴まで綾香の中に注ぎ込むよう鉄生はしばらく動かなかった。
「昔みたいに、鉄生おにーちゃんって呼ばれてイきそうになったよ」
ようやく体を離して横たわる綾香の腹を撫でる。
そして先程まで突っ込んでいた場所を確認するかのようにもう一度足を開かせる。
「たっぷり注いでやったんだから、零すなよ」
意地悪い笑みを浮かべ、鉄生の指が綾香の膣口に触れる。
びく、と体を跳ねさせ体液が溢れ出る。
「ほら、しまわないとな。大好きな鉄生おにーちゃんの子供孕めないぞ?」
ん?と首を傾げ、微笑む鉄生の顔に綾香は青ざめる。
「ほら、零れるから、入れてやるからな」
優しい口調で鉄生はぐいぐいと指を膣に入れ、浅い場所で何度か塗りこむように指を回す。
「やぁ、おにい、やあああ、てつお、おにー……そこ、いやぁ」
恐怖の中に、明らかに快楽の音を拾い鉄生の口端が吊り上がる。
「いやいや言うわりに、声が悦んでるぞ。女の声だな……あんなに小さかった綾香が女になってるなぁ」
はは、と小さく笑い飛ばし、鉄生の指は進む。
「てつお、おにーちゃぁ……」
クチ、と粘着音を響かせながら指の腹で先程綾香が啼いた場所を強く押してやればひくひくと膣口が動く。
「やらしく食んでるなぁ」
ひ、ひ、と上手く呼吸が出来ない状態で涙で濡れた目が鉄生を見る。
「もっと食べたいか?」
指の腹で中を擦ってやれば綾香の背が弓なりに反りきゅっと鉄生の指を締めつけた後、ゆっくりと弛緩して行く。
「また、イったのか」
鉄生の問いには答えず、荒い呼吸を整えるよう綾香はじっとしていた。
鉄生は指をゆっくりと引きぬく。
すると、また膣口から体液が出ていくのが見えた。
「ずっと塞いでおかないと零れるな」
「てつおおにぃちゃ、ん」
「安心しろって責任は取るから」
鉄生の悪い顔を見ながら、綾香は小さな頃描いた夢はこういうものだったのだろうかと喘ぎながらゆっくりと目を閉じた。
(了)
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