おとなしいと思っていた会社の後輩は好きな人の前では豹変しちゃう (Page 8)

「本当にダメだって、凛香、これ以上は……、うぅっ、む、無理だって」
「そんなに気持ちよさそうな顔をして何言ってるんですか?」

 私は快感に押し潰されそうになっている先輩の顔をじっと見つめながら、ただひたすら腰を振った。

「あぁ……んっ、はっ、はっ!」
「今度は、先輩がイく顔をちゃぁーんと、見ておきますからね」
「り、凛香っ、こ、これ以上は……」

「も、もう、イくっ!!」
「はぁいっ! 一緒に、イきましょうっ! あぁっあっ、あっ、あっー!」

 私の腰の動きに導かれるように、先輩は私の中で果てた。
 先ほどあれだけ出したはずなのに、ドクドクと白濁液を吐き続けている。

「先輩一杯出たじゃないですか、嬉しい」
「凛香がすごいからだよ……」

 呆れたように苦笑する先輩に私はぴったりとくっついた。

「今日はこのまま寝ても良いですか?」
「んー、そうだな。疲れたからそうするか……」

 私と先輩はお互いの体液でドロドロのまま、そのまま眠りについた。
 ……はずだった。
 一時間後、ひょっこり目を覚ました私は、つい悪戯心を発揮してしまったのだ。
 先輩の可愛い息子を弄っていたら、やっぱり凶暴な猛獣に変わってしまい、結局それから朝までヤリ続けることになってしまった。

 

 

「先輩、また来ましょうね」
「それは俺の体が持たんよ……」
「えー。じゃあ、これを奥さんに送りますね」

 そう言ってスマホの画面を先輩に見せる。
 見た瞬間の先輩の絶句した顔。
 そこに映っていたのは、先輩の上で快感によがる私の姿だった。

「別に別れて一緒になって欲しいんじゃないんですよ、こうして時々お仕事に来てくれればそれでいいんです」

 先輩ががっくり肩を落としたとき、ちょうどバスがやってくるのだった。
 これからもずっとよろしくお願いしますね、先輩。

(了)

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