新婚初夜にはじめての (Page 3)
「あ、ゴム…」
「…ゴム…要る?」
「…あ、そっか…」
これまで2人は、コンドームを付けずにセックスしたことは1度もなかった。
一緒に入浴していちゃいちゃすることも、盛り上がることもあったが、そのままの勢いで挿入してしまうことはなかった。
2人は付き合った最初の頃に避妊についてしっかり話し合っていたし、コンドームなしでのセックスは結婚するまでしないと決めていた。
だからコンドームを付けることは2人にとってしっかり習慣になっており、同居してからも、入籍してからさえ2人はコンドームありでのセックスしかしていなかったのである。
「もう俺たち、夫婦になったんだし」
「…ん」
「いい?」
拓海はごくりと生唾を飲んだ。
「…ん」
美優は頷き、向き合った状態で腰を沈めてきた。
拓海と何度も何度もセックスしてきたが、生でペニスを挿入するのは初めてなので、ドキドキと興奮している。
「ん、あああっ」
ペニスの先端を割れ目に少し擦り付けて、そり返るように勃起したその根元に手を添え、ゆっくりと美優は膣内に飲み込んでいった。
「はぁ…っ」
拓海は、初めての生挿入の快感に普段は出さないうめき声を思わず漏らした。
「あぁぁっ…いぃ…っ」
水中でも、そこがぬるぬると愛液によって濡れていることがはっきりわかった。
膣肉のひだがひとつひとつ蠢いて熱くペニスを包み込む感触は、ゴム越しのセックスとは全然違うものだった。
「やばい…」
「んぁぁっ、あ、あぁすごい…んんんっ」
拓海はたまらず下からがつっと突き上げた。
膣内はきゅうっと締まる。
「あぁぁんっ、あ、あぁ…だめ、すごいぃ」
美優も普段と違う感覚に身悶えた。
拓海の首に腕を回して腰をくねらせると、水がざぶざぶと波打つ。
「おく…あぁすごい…だめ、んぁぁっ、ああっ」
2人は夢中で腰を動かした。
美優は膣奥にペニスの先端を擦り付けるように腰を動かし、快楽を貪る。
「いぃ、いぃ…あぁんっ、たくみ…いぃっ」
「やばい…美優、あ、あっ」
拓海も声をあげながら、下から時折突き上げ、しゃぶりつかれるような膣肉の感触を味わった。
「いく…あぁたくみ、いく、いく…っ」
膣奥を思うさま刺激して、美優は絶頂しようとしていた。
「いぃ、たくみ…すき、すき…あぁぁっ、いく、あぁいくいくいくっ」
濡れた乳房がぶるぶる揺れる姿にたまらず拓海が乳首にしゃぶりつくと、美優はのけぞって激しく絶頂した。
「あぁっ…あっ…あ、すごい…んんっ」
最高です
夫婦の愛が伝わってきます、読むたび泣きながら興奮しています……!!夫婦の営みを書いた作品が好きなのですが、数が少なく……まるさんの作品に救われています。避妊具の使用の部分など、夫婦が対等で健全な関係である表現も個人的にとても好みです。愛し合う人間、最高です!!
ヌ さん 2023年6月9日