付け入る隙 (Page 3)

 夏目がパソコンを立ち上げ、通話の準備をしている間に新田は妙案を思いついた。

「そこにいるとカメラに入るわ」

「ああ、ご心配なく。名案を思いついたので、どうぞ始めてください」

 不審そうにしている夏目の横に立ち、新田は準備を眺めていた。

「もう始めるから」

「分かりました」

 ビデオ通話ソフトが立ち上がり、相手と接続された時を見計らって新田はデスクの下へと潜り込んだ。デスクの下で新田は夏目の足を大きく開かせる。頭上からは取り澄ました彼女の声が降ってくる。

 夏目が履いているスカートをまくり上げ、下着をずらして性器を露出させた。新田は性器へ口付ける。ぴくりと夏目の足が震えた。舌を使って彼は丹念に愛撫し、陰核を唇で啄む。

 愛撫を続けるうちに夏目の内股に力が入り、時折上擦った声が降ってくるようになる。彼の唾液だけでなく、膣からは愛液が分泌され、ぬめりを増していく。舌を膣へ挿入し、指やペニスとは違った刺激を加える。

「あぅ……、いい」

 通話が終わったらしく夏目はデスクに突っ伏し、スカートを強く握りしめて快楽に身を委ねようとしていた。

 早々に堕ちそうな気配に新田は計画を修正することにする。

 慎重に愛撫を続け、新田は夏目を絶頂へと導く。固く勃起している陰核を舌先で転がし、唇で吸い、指では味わえない快楽を彼女に供給する。

「あああっ!」

 一際高い声を上げ、夏目は愛撫をしている彼の頭を掴みながら絶頂した。ぴくぴくと体を震わせ、潮を吹きながら彼女は達した余韻に浸る。

「スリルがあったでしょう?」

 新田の言葉に荒い息を吐くばかりで夏目は何も答えない。

「クンニは体験したことがありませんでしたか?」

 デスクの下から出て、新田は夏目の耳元に囁く。

「あの人は、すぐに入れたがるから」

「……入れてほしいですか?」

 微かな逡巡を見せた夏目だったが、すぐに首を縦に振った。

 新田はズボンを下ろし、男根を晒す。それを見た彼女は驚いた顔になった。

「入れるためには勃起してないと。だから夏目さん」

「まだ、勃ってないの?」

「ええ、だから手と口でお願いします」

「あの人のより、ずっと大きい」

 恍惚とした声音で呟いた夏目は丹念に男根を手で扱き、先端を口で吸う。舌先で裏筋をなぞられ、新田のものが見る見るうちに勃起していく。

 血管を浮かせ、雄々しくそそり立つ男根をうっとりと眺める夏目の手からそっと離れ、新田はデスクに腰かけた。彼女は躊躇いなく新田に跨り、自らの秘所と男根を擦り合わせる。

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