ツンツン貧乳幼馴染みとの初体験はとってもデレデレだった件 (Page 3)
勝子は言いたいことだけ言って教室を出て行ってしまった。
もう少し見ていたかったなと、反芻しながら馬鹿なことを考えていると、再びオレの頭の上に影が掛かる。
「光正、失礼する。信子はどこに行ったか知らないか?」
今度は制服の上からでもはっきりと分かる巨乳が頭の上にあった。
見上げた角度が悪かったせいか、顔がよく見えないが、ふわふわのソバージュヘアーで誰か分かった。
「ん? 秀子も信子を探してるのか?」
「ああ、ただ勝子とは用件は別だ。今日までに書いてもらわないといけない書類があるのだが……」
「もう帰ったんじゃないのか?」
勝子の時と同じように、空になった信子の席の方を向く。
オレの視線に合わせるように、態勢を変える秀子。
ちょうど横から見る形になって、改めてそのスタイルの良さに驚かされる。
しかも身長が170くらいあるので、まるでスーパーモデルのようだった。
秀子は困ったように髪を掻き上げると腕組みをする。
勿論余計におっぱいが強調されて、オレは目が離せなくなってしまう。
「しかたない。ちょっと家に電話をしてもらうか。……そうだ、光正、良かったら学校を探してもらっても構わないか?」
「オレが? まあ、いいけど」
「すまない。私は職員室に行って担任にお願いをしてこよう」
そう言うと秀子もまた颯爽と教室を出て行った。
それにしても勝子といい秀子といい、色々とすごい。
そりゃ、クラスメイトの男子から羨望の目で見られるのも仕方がないだろう。
と言っても、別に誰もオレの彼女って訳じゃないから自由にできるわけではないのだが。
そんな胡乱なことを考えながら、ようやく立ち上がる。
「さーて、意地っ張りのお姫様はどこにいるかな……」
しかし、オレには何となく心当たりがあった。
きっと信子は学校を出ていない。
彼女がいるとすれば、そう思って向かった先は旧校舎の屋上だった。
人気がない旧校舎、しかもその屋上で昼寝をしているのは、仲の良い勝子も秀子も知らないことだった。
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