ツンツン貧乳幼馴染みとの初体験はとってもデレデレだった件 (Page 2)

 こうしていつも通りのようでいつも通りでない朝の喧噪は過ぎていった。
 ただ、今日はオレもおかしかったらしい。
 窓際の席に座る信子のことが気になってしょうがなかった。
 授業中もついついそちらに目をやってしまう。
 しかし、信子に特に変わった様子もなく授業を受けている。
 いつものように整った顔の上に退屈そうな表情を浮かべていた。
 ペン回しをしたり、窓の外をぼんやりと眺めていたりと、決して真面目な授業態度ではない。
 これで成績は良い方なのだから不思議だ。
 そんな事を考えていると、不意に信子がオレの方を向いて軽く睨んできた。
 どうやらチラチラ見ているのに気がついていたらしい。
 信子は声を出さずに口を動かす。
 う、ざ、い。
 そして、極めつけには舌まで出してきた。

「はあ?」
「おい、何か質問でもあるのか?」

 思わず漏らした声に先生が反応する。
 慌てて否定するが、後の祭り、その授業中はずっと弄られてしまった。
 そんなオレの姿を見て、信子の口はばーかと動く。
 ただ、その表情はどことなく柔らかかった。
 そういうことが今日一日何度かあって、ようやく放課後まで辿り着いた。
 やけに疲れる一日だったと、だらーっと机の上で伸びをしていると、体操着に着替えた勝子が近づいてきていた。

「ねえ、みつまさ~、信子見なかった?」
「信子? いや、もう帰ったんじゃないか? 授業が終わったら、すぐに教室を出てったみたいだし」

 何気なく顔を上げると、暴力的な肉まんじゅうが目に入ってくる。
 オレは何となく気まずくて、空っぽになった信子の席へと目をやった。
 正直、目の毒でしかない。
 勝子は元気っ子ぽい雰囲気とは異なり完全な隠れ巨乳だった。
 普段の制服の時ならいざ知らず、体にフィットする体操着を着ていると、そのスタイルの良さがよく分かる。
 
「あー、また逃げられたー。信子休んでて体力測定やってないから、連れてこいって言われてたのに~」

 今も無駄にぴょんぴょんしているせいかバインバインと揺れるおっぱいがとてもエロかった。
 いかんいかんとは思うのだが、流石にこの圧力にはどうしても目が行ってしまう。

「ま~、しかたないかっ、じゃあね光正~、もし見つけたら探してたって言ってね~」
 

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