ツンツン貧乳幼馴染みとの初体験はとってもデレデレだった件 (Page 5)

「やっぱりいないみたいだね~」
「もう一度教室の方を探してみるとしよう……」

 どうやら二人とも俺たちの場所には目もくれなかったらしい。
 ガチャリと扉を閉める音がした。
 どうやら出て行ったらしいが、それでもしばらくは身じろぎもせずにそのままだった。

「おい、離れてって」

 信子がそう言うまでオレはずっと抱きかかえ続けていたらしい。
 どことなく信子の顔が赤いのは気のせいだろうか?

「あっ……、お、おう」

 うろたえながら返事をしたものの、オレは何となく離れがたくて仕方なかった。
 だからそのままの姿勢でいたら、信子がオレの腹を小突く。

「だから、離れてって……。おい、これは何よ……」
「えっ?」
 
 どうやら制服のスラックスでも隠しきれないほど大きくなった雄の部分が、信子の背中に当たっているらしい。
 拙いと思って、離れようとして思わず前に倒れ込んでしまった。
 気付けば床にうつ伏せになっている信子。
 そして、オレは彼女に覆い被さるような姿勢になっていた。
 スカートと下着で隠された薄い臀部の上にオレの暴れん坊が乗っかる形になっている。

「いったいなあ……。光正、重い」
「あっ、す、すまん」

 オレが膝だけの形になって腰を浮かすと、信子はくるりと体を回転させる。
 そして、コンクリートの床に寝そべってオレを見上げている。
 その視線は膨らんだままの股間に注がれていた。

「この変態っ! 何膨らませてるのよ」
「しょうがねえだろ、不可抗力だよ。お前が可愛いのが悪い」
「はっ――、きゅ、急に何言うのよ!」

 思わず漏れてしまった言葉だったが、本音だから仕方ない。
 この際勢いで言ってしまおうと、オレは覚悟を決めた。

「あのなあ、そもそもお前は美人なんだから、くっつかれて反応しないわけないだろ?」
「あたしが、美人って……。そんなわけないじゃない」
「そんなわけあるよ。お前が美人じゃなければ誰が美人なんだよ」
「そりゃ、秀子とか、勝子だって愛嬌あって可愛いし……」

 ああ、やっぱりそういうことかと、オレは信子の言葉に得心する。
 あの二人のそばにいたら自分の価値が見えなくなるのはしょうがない。
 でも、信子だって二人に負けないほど魅力的なのだ。

「あの二人と比べてもお前は可愛いし、美人だ――」
「――でもあんただって、あの二人の胸見てデレデレしてるじゃない。私なんて……」

 オレの言葉を遮って信子が叫ぶ。
 それは疑いようもない事実だった。
 確かに俺は大っきいおっぱいが大好きだ。
 でも、これだけははっきり言える。

「俺は貧乳も好きだ。むしろ、小さい胸は貴重だし、ステータスだって思ってるぜ」
「はぁ? 本気なの? ……じゃあ、本気を見せてよ」

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