初心な初めての誘惑 (Page 3)
「女の子がここまでしてるんですから、気付いて欲しいんですけど……」
先輩は少しだけ息を呑み、おずおずと私の肩に手を伸ばした。
ぐいっと引き寄せられ、いっそう二人の体は接近する。
「藤生、先輩……」
「……塚原さん。いいの?」
「風花で良いですよ……」
それがゴーサインとなり、藤生先輩は私の顎に手を添えて口付けをしてきた。
優しいキスを交わしながら、徐々に舌を絡ませていく。
唇を舐め、ピチャピチャという音が室内に響いていた。
「あんっ!」
「今日の風花さんは積極的ですね」
思わず声が出てしまった。
先輩の手が私の胸を揉みし抱き始めていたのだ。
どうやら深くキスを交わしている間に、先輩の手が私のブラウスのボタンを外していたらしい。
「……そん、なこと、あんっ、ありません」
自分から舌を絡ませておきながらそう言ってもまったく説得力はなかった。
藤生先輩は相変わらず私の胸を責め続けている。
「胸、大っきいですよね。いつもは頑張って隠してますけど、もっと自信を持って良いのでは?」
「でも、いやらしい目で見られますし、それに誰にでも見せたいわけではないですから」
「へえ、じゃあ誰に見せたいんですか?」
こういうときは誰しもこうなるのだろうか。
藤生先輩でさえも少し意地悪そうな物言いになっていた。
「もちろん、先輩だけですよ」
「嬉しいですよ、風花さん。それにしてももうトロトロじゃないですか……」
気が付けばスカートも下ろされて、ストッキングとショーツだけの姿になってしまっていた。
ショーツの中では藤生先輩の指が暴れ始めていた。
私は歓談室の鏡に映った自分の姿を見て、思わず赤面してしまう。
はだけたブラウスから胸が飛び出しており、快感のせいで乳首はつんと立っていた。
そして、ソファに片足を乗せ大股開きで股間をまさぐられている。
何よりも浅ましく見えたのは、藤生先輩の舌に自分の舌を絡ませているとても物欲しそうな表情だった。
レビューを書く