大きすぎる僕ら
高木修と大竹綾奈は、交際して3ヶ月になるアラサーカップルだ。2人の関係は良好だが、まだセックスはしていなかった。修がなかなか行為に至れなかったのは、拭いきれないコンプレックスとそれに伴う苦い記憶の数々があったからだが、豊満な綾奈の身体を前に我慢の限界がきていた。修は意を決して打ち明けることにするが…
高木修は、堪えに堪えた欲望を、いよいよ爆発させずにいられなくなっていた。
目の前で笑う恋人の大竹綾奈の、その豊満な身体にむしゃぶりつきたいといつもいつも思っているのに3ヶ月間実行できなかったのは、打ち明けにくい事情を抱えていたからだった。
しかしその事情ゆえの「受け入れてもらえなかったらどうしよう」とか「彼女を失いたくない」とかいう不安をも超えるほど、いま修の欲望は限界まで高まっていた。
「あのさ…」
修の部屋で、いつものように一緒に夕食を作って食べ、一緒に片付け終えたところで、今夜こそはこのまま綾奈を帰せないと思った修は覚悟を決めて切り出した。
「うん?」
温かいお茶をいれて、2人は並んで座っていた。
綾奈の声のトーンは、いつも通り朗らかだ。
真横に座っていても、突き出した綾奈の規格外に大きな乳房に目が行ってしまう。
全体に肉付きがいい綾奈の、特に大きな乳房と尻を見てはいつもむらむらと欲望が湧いてくるのに、ここまで抑えてきたのはやはり過去に別の女性に受けた強い拒絶の数々があったからだ。
「今日…うちに泊まっていかない?」
綾奈は少し驚いたように目を見開いて修の顔を見た。
そして、丸みのある顔をゆっくりと綻ばせる。
正面から向き合うと、やはり大きな乳房の破壊力は強く、少し開いた胸元から深い谷間がのぞく。
薄手のニットはその肉感的な身体を浮き立たせるようにボディラインに沿っている。
「そう言ってくれるの、待ってたよ」
綾奈は笑顔で修の胸に抱きついてきた。
柔らかく、ずしりと重みのある乳房が修の胸に押し付けられると、抗い難く下半身に血が集まっていく。
綾奈も自分とそうなることを望んでくれていたのだとわかると、嬉しさもあいまって尚更興奮が高まる。
「修くん、そのつもりないのかなとか思ってたから…」
耳元に綾奈の少し掠れた声が流れ込んできた。
ああ、もう我慢できない。
どこもかしこも柔らかい綾奈の身体を思い切りしゃぶり倒して揉みしだきたい。
しかしその前に、やはり伝えておかなければならないことがある。
「あのさ!」
どうしても事前にことわりたいのは、いざ目にされた時の彼女の驚きや嫌悪を、少しでも軽減したいからだ。
修は綾奈の身体を引き剥がし、綾奈の目を見て真剣な顔で言った。
「俺…人より、その…“大きい”らしいんだ」
*****
素敵
幸せそうな性行為に笑みが思わずこぼれてしまいました
ななし さん 2023年7月2日