優しい夫の隠し事

・作

「おかえり」の一言を言うために、帰りの遅い夫を待っていた新妻。普段は恥ずかしがり屋で寡黙な夫が、お酒が入るとまさかの豹変、明るい寝室でねっとり視姦エッチ。恥ずかしくてどうにかなりそう、でも…たまには、こんなのも悪くない、かも。

『晃:今日は遅くなるから先に寝ていてください。おやすみ』

もう日付けの変わる時刻、私は晃さんからのメールを読み返してスマホを置き、またベッドの上でころころと寝返りをうちました。

10歳近く年の離れた晃さんと結婚したのは3ヶ月前。

親の紹介で半ばお見合いのような出会いでしたが、大柄で優しくて、ちょっぴり照れ屋さんな人柄に惹かれ、半年ほど付き合って入籍しました。

そんな晃さんは、今日は会社の懇親会。

寝てていいよと言われても、一日働いてきてくれた晃さんに「おかえり」くらい言ってあげたい気持ちがあり、私は時計と睨めっこをしながら起きていたのでした。

…ガチャン、バタン!

「…晃さん?」

家に響いたドアの音に、部屋の扉を開けてそっと居間を覗くと、ちょうど帰ってきたばかりの晃さんが荷物を放り出し、小瓶に入ったお酒を飲んでいました。

「うわ、スーツ煙草臭っ…明日クリーニング出さないと」

「晃さん」

「わっ!」

私が声をかけると、大きな肩が見てわかるくらいびくっと震えました。

「…起きててくれたの?」

「うん。お帰りなさい」

晃さんは小ビンを持ったまま歩いてきて、ぎゅっと私を抱きしめました。

「!」

「えー、うれしー…ありがとう、美穂ちゃん。ただいま」

普段の晃さんなら、こんなことは恥ずかしがって絶対にしてくれないので、だいぶ酔っているのかなぁ、と思いつつも少し嬉しく、私は大人しく腕に抱かれていました。

「これ、新しいパジャマ?」

「あ、うん、暑くなってきたから…」

「すごい似合ってる。よく見せて?」

「きゃっ…!」

晃さんは私を軽々抱え上げ、ベッドまで運びました。

「ほんと可愛い。お人形さんみたい」

白い膝上のネグリジェをじっくり見た後、晃さんは私の額にキスをしました。

ちゅっ、ちゅっ、と頬や首筋に触れる熱い唇。

「あー…いい匂い…」

晃さんは私の胸の間に顔を埋め、するする…とネグリジェを捲り上げました。

「ぁ…晃さん…?あの…」

そしてネグリジェは頭の上で両手を縛るように残され、無防備な私の体を大きな手がゆっくりと撫でまわしました。

「今日は下着も白なんだ」

「…っ…」

結婚してから、夜の生活は週に1回ほどありましたが、いつも部屋を真っ暗にしてさっと済ませていたので、こんな風にまじまじ裸を見られるのは初めてでした。

「…その…するなら、明かり…あっ…!」

フロントホックのブラジャーがパチンと外されて、両胸が露わになります。

身長と同じで、そう大きくない胸。

それを晃さんの手が優しく両側から寄せてきて、なんだかすごく恥ずかしくなりました。

「乳首、すごい綺麗なピンクだったんだね」

「…いや…あんまり、見ないで…」

「どうして?こんなに可愛いのに」

「ぁっ…」

ふぅ、と乳首に息が吹きかけられます。

それから乳輪だけをくるくると指でなぞられ、最初は平たく陥没気味だった乳首が、ぷっくり膨らんでぴょこんと顔を出しました。

…スリ…

「んん…!」

皮の厚い指が乳首の先を擦って、ぴくんと体が反応します。

ぷにぷにと優しく摘まんだり、ほんの少し強めに引っ張ったり…今日の晃さんはいつもよりずっと執拗に、胸ばかりを弄ってきます。

「…はぅ…、…ん…」

(…何だろ…乳首、じんじんする…)

私は今まで知らなかった感覚に、もじもじと両足を擦り合わせました。

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