キャンプは、マンネリカップルの野生を呼び起こす。

・作

付き合い始めて10年になるマンネリカップルがキャンプに行き、その気がなかったのに、テント中でその気になって、本能のままにやってしまいプロポーズまでしてしまった。翌日は、さらに押し殺していた欲求を本能のままに全開させた2人の物語。

幸次と由香は、学生時代から数えると10年近く付き合っているカップル。

20代前半のころは、デートと言えばセックスが付き物だった。

幸次からすれば、セックスのためにデートをしていたと言ってもいいくらいだった。

しかし、今では会ってもそのような雰囲気になることもなく、適当に食事して別れることが多くなった。

二人で泊まりの旅行にいってもセックスなしで旅行を楽しむことが多かった。

もう10年もたつので結婚のことを考えないでもないが、特に今の状況に不満がないのでだらだらと今の関係が続いている。

両親でも近くにいれば、結婚を催促されるのだろうけど、幸か不幸か二人とも一人暮らしで結婚をうるさくいう人はいない。

 

そんな中、アウトドアブームに乗ってキャンプをすることにした。

昼間は、海に入って泳いだり、浜辺で寝そべったりして過ごした。

幸次は、由香の豊かな均整の取れた水着姿を見ても特段の感情もわかなかった。見慣れた姿であり、水着の下も知っていた。

 

キャンプ場の夜は早く、バーべキューをして、後片付けをしてしまったらもうやることが無い。

時間は、まだ8時を回ったところだ。

テントの外にいても仕方がないので、テントの中に入った。

別のテントでは酒盛りが始まり、うるさくはないが人の声がしていた。

テントに入ると、横になるしかないが寝るには早すぎる。

テントは狭く、自然と体が密着する。

幸次は由香の匂いを感じた。

セックスするわけでもないのにこんなに密着したことはない。

妙になまめかしく感じる。

不意に昼間の水着姿が思い出された。

何故か今は、その姿がエロく感じられ、股間が反応した。

幸次は、我慢できずに由香に手を伸ばした。

「なに?」

由香は外に声が聞こえないように小声でいった。

幸次は、無言で由香の体をまさぐり続けた。

由香は、体をひねって幸次の手をかわそうとしたが、テントは狭く逃げられるわけもなく、幸次の手が由香の体をまさぐる。

テントの外では、子供たちのはしゃぎ声や談笑している声がしている。

「ちょっと、するの? こんな所で。」

幸次は、無言のまま由香の手をとり、自分の股間に導いた。

「もう、幸次ったら、いつもはしないのに」

幸次は、背後から由香を抱きしめて、服の上からおっぱいを揉みだした。

ひとしきり、おっぱいを楽しむと、由香のスウェットの中に手を入れ、さらにショーツの中に手を入れた。

割れ目の愛液を確認すると、

「したいだろ、由香も」

「いやよ。こんなところで」

幸次は、構わず割れ目に指を這わせクリトリスをやさしく愛撫した。

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