没落令嬢監禁凌辱 (Page 2)

「…ぇっ…ぅ、ぇえ゛…っ…」

小夜子は縛られた不自由な体を捩って、なんとか苦痛から逃れようとする。

鼻をつままれて、無理矢理口に捩じ込まれた芽衣の指。

それが舌の付け根や上顎、柔らかな喉奥を刺激する度に、小夜子の白い喉は大きくうねり、閉じられない口から大量の唾液を滴らせた。

「やだぁ、もう泣いてるの?そんなに苦しい?」

「うぇ…、えっ…ふー…ふぅーっ…」

鳥肌の立った胸の谷間に、泡立った唾液が後から後から流れ落ちていく。

「あははっ、元お嬢様が鼻の穴おっぴろげて息しちゃって、みっともない顔!ねえ、ちゃんと撮れてる?」

芽衣は小夜子の髪を引っ掴んで顔を上げさせると、西村の持つカメラに向けた。

体で稼ぐ、というのを、単に風俗で働かされると思っていた小夜子の考えは甘かった。

「ソープで人気嬢になられでもしたら面白くないでしょ?まずはAVで恥をかかせるだけかかせて、永久保存して、二度と表舞台に出られないようにするの。売り飛ばすのは賞味期限が切れてから…」

「う、ぉ、う゛ぅっ…!」

指先で掻き混ぜられた喉の奥で、ぐちゅぐちゅと水っぽい音がした。

小夜子は必死に頭を引こうとするが、柱に当たってそれ以上逃げられない。

「…ェ…っ…、…!」

腹部が服の上からでもわかるほど激しく痙攣する。

「あら、限界?もうちょっと我慢したら?」

「う゛っ…ぅ…ぉ゛…」

苦しさから鼻の頭は真っ赤になり、目からは生理的な涙が溢れ、いつもは綺麗にセットされた前髪も汗でくしゃくしゃだ。

簡単に楽にはさせないと、芽衣は時折手を休めながらねちねち責める。

「…あ、のどちんこみ〜つけた」

「!?お゛…ぁ…お゛ぅ゛っ!」

げぽっ、とげっぷのような音が漏れた直後、小夜子は勢いよく下を向き、胃の内容物を嘔吐した。

「おえ゛っ、お゛ぇえっ…!げぼっ…!えっ…!」

流行りのハイブランドの服が乳白色の吐物に塗れていく。

芽衣はまだえづいている小夜子のだらしなく開いた口に、再び指を突っ込んだ。

「むぐ…!ぅえ゛、えぶっ…!」

今度はあっさりと、唇と手の隙間から吐瀉物が溢れ出す。

「や、やめ゛、んぶ…!」

「もっといい顔しなさいよ、ほら、ほら!」

「えぐぅう…!げほっ、おえぇ…!」

幾度となく嘔吐させられ、出てくるものは薄黄色の胃液ばかりになる。

終わらない苦痛に、噛みついてやろうなどと思っていた気持ちはいつしか消え去り、小夜子はただ獣じみた声を上げるだけの人形と成り下がっていた。

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