コレクター (Page 4)
長樂とチズリは真っすぐネットカフェに向かった。だが、生憎と残っていたのはペアシートだけで、一人一台パソコンを使って、ゆったりとプレイすることはできない。
長樂は迷ったが、チズリはペアシートでも構わない様子だった。押し切られる形で長樂はペアシートへと向かう。
衝立がある程度かと長樂は思っていたが、実際はしっかりとした個室で防音もされていると店員に説明された。
個室の中にはパソコンとヘッドホンがあり、大きなソファが一つある。並んで座り、パソコンのモニターを見つめた。普段と同じゲーム画面なのだが、環境が変わるだけで少しばかり新鮮に感じる。
先に長樂がプレイすることになり、イベント特典を試していると不意に重みを感じた。チズリが寄りかかっている。彼女の体からなのか、甘い香りが鼻先を掠めた。
長樂が何も反応せずにいると、チズリはさらに体を密着させる。体温だけでなく、身体の柔らかな部分が押し付けられた。
「あの」
困惑した声を上げた長樂と唇を合わせ、チズリは無理やり黙らせる。それだけでなく、するりと彼女の舌が彼の口内へと侵入してきた。口腔をチズリの舌で蹂躙され、長樂は息を荒げる。
「静かにしないと、だめですよ」
唇を離したチズリが耳朶を嬲るように囁く。
チズリの細い指先が長樂の股間を這う。ズボンの上から焦らすように刺激し、先端を責めた。平静を保とうとするが、あえなく彼のズボンは下から押し上げられ、両記してしまった。
「もっとよくしてあげますね」
ズボンの前を開け、チズリは股間に顔を埋める。
露出させられた長樂の牡はすっかり鎌首を擡げ、先端を赤黒くしていた。さらに先端は我慢汁でてらてらとぬめり、グロテスクさすらある。
「ああ、なんて大きい」
躊躇わずチズリは彼の肉棒を咥えた。
「うくっ」
思わず声を上げた長樂に構わず、チズリは舌で雁首を裏から刺激する。そして、唇で茎を扱くことで快感を倍増させた。さらに彼の肉棒が角度を鋭くする。喉奥を突く形になるが、長樂は構わずチズリの頭を掴み引き寄せた。
「んぐぅっ」
乱暴に喉奥を陰茎の先端で抉るが、チズリはかえって喉を締め長樂に快感を供給する。堪らず彼は精液をたっぷりと彼女の喉奥で吐き出してしまう。
喉が上下に動き、チズリは射精された精液を飲み下す。
ゆっくりと彼が肉棒を口から引き抜くと、チズリは艶然と微笑んですらみせる。
長樂は服の隙間から手を入れ、チズリの胸を力任せに掴む。
「ふっ、くぅっ」
零れたのは痛みに耐える声ではなく、艶めいた声だった。
今度は優しく撫ぜるような手つきで乳房から乳首までを満遍なく可愛がってやる。するとチズリは自分の指を軽く噛み、声を出さぬように耐えた。その様が妙に淫靡で長樂は服から手を引き抜くと、今度は彼女の陰部へと手を進めた。
女陰はすでに男を受け入れる態勢を整えていた。愛液は下着を濡らすほどに滴り、花弁は開いている。
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